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2023年10月リリース、OrCAD X / Allegro X 23.1 の新機能ハイライト

11 Dec 2023 • 1 minute read

OrCAD X及びAllegro Xの23.1リリースが Cadence Downloads からダウンロード可能になりました。本ブログでは、このリリースにアクセスするためのリンクをご案内し、主要な機能変更や新機能の概要についてご説明します

     OrCAD X /Allegro X 23.1 (SPB231)

以下、主要な機能変更や新機能のリストとその簡単な概要を、プロダクト毎にご紹介します。

リリースレベルの変更

  • 新しい OrCAD X プラットフォーム、ならびに新しいレイアウトアプリケーション OrCAD X Presto がリリースされました。OrCAD X はクラウド対応の革新的なプラットフォームで、個人の設計者や小~中規模のビジネスニーズに対応しています。OrCAD X Prestoは、このプラットフォームの新しいレイアウトアプリケーションで、クラウドベースに接続した利用から非接続のモードまで、フレキシブルな設計オプションを提供します。OrCAD X Prestoは、既存のレイアウトアプリケーションと完全な互換性があり、レイアウトデザインの移行は容易に行えます。
  • OrCADとAllegroのプログラムとアプリケーションのブランド名が変更され、OrCAD XとAllegro Xに生まれ変わりました。
  • 製品のスタートページに最新バージョンへのリンクが追加され、アップデートの確認や最新バージョンへのアップデートのためのダウンロードが容易になりました。ヘルプメニューにもCheck For Updates メニューが含まれます。
  • 新しい製品ドキュメント・ビューア Cadence Doc Assistant を追加しました。このクラウドベースのアプリケーションは、インストールされているコンテンツを表示するだけでなく、接続状況やセットアップに応じて、ケイデンスのサーバーで利用可能な最新のコンテンツをシームレスに取得します。

Allegro X PCB and Allegro X Advanced Package Designer

  • リジッド・フレックス設計用に、シンボルピンのゾーン順守を確認するための新しいAnalysisモードとチェックが追加されました。ゾーン内に、周囲とは別のマスキング、メッキ、スタックアップ要件を持つゾーンをネストすることができるようにサポートが追加されました。また、ゾーンに対する標準のシェイプコマンドのサポートも追加されました。Cross-section EditorのFill-In Material で、共通のマテリアルファイル(.cmx)をソースして使用できるようになりました。
  • 3DX Canvasでパッケージ関連オブジェクトがサポートされるようになりました。例えば、ワイヤーボンド、ボール、ダイバンプ、ピラー形状、ダイスタック、エッチバックなどです。新しい機能である3D DRCがConstraint Managerに追加されました。すなわち、Wire to Wire, Wire to Finger, Wire to Shape, Wire to Cline, and Wire to Component の3D DRCです。
  • フィレットの形状がシリコンフィレットルールに基づいて動的に更新される機能がサポートされました;Allegro X Advanced Package DesignerでSilicon Layout optionを使用する際に、テーパードトレースフィレットを動的に追加できます。
  • Padstack Editorでは、CounterboreやCountersinkをプライマリ側でもセカンダリ側からでも定義できます。(部品の配置面による制限が解除されました。) Drill LegendとNC Drillの機能では、セカンダリ側からのドリルが必要な場合にはそれを表示するようになったため、セカンダリ側のドリル要件について製造業者に別途通知する必要がなくなりました。microvia padstackで楕円と長方形のスロットを使用できるようになりました。
  • ダイナミックシェイプをスタティックシェイプに変更することなくフリーズできるようになりました。これは、設計意図を維持する必要上、シェイプを使用して描画されたクリティカルな回路を保護することが求められる状況において有用です。
  • Design Review and Markup 機能が追加され、マークアップによるデザインのレビューが可能となりました。マークアップのレビューではキャンバスの自動センタリングやレイヤー表示も利用できます。
  • 3Dキャンバス、3Dモデルエクスポート、寸法線編集環境、エッチシェイプのレイヤーへのコピー、ラインやコネクトラインのシェイプへの変換、外部ソースからのネットリストのインポート、新しいレポートなど、さまざまなユーザビリティの向上が図られています。
  • 新たに設けられたHigh Voltageコンストレイントを用いて、Allegro Xでの沿面距離とクリアランスのチェックが可能です。DRCシステムは、2つの高電圧オブジェクト間の非メッキスロットを認識し、スロット周辺の沿面距離を再計算します。Creepage/Clearance Visionオプションは、DRCエラーを確認するための色分けされた情報を提供します。
  • ライブラリの変更による基板設計への影響を管理する必要があると思いますが、Allegro X PulseサーバにAllegro X PCB Editorに統合されているSymbol Revision Manager(SRM)がその管理の手間を簡素化してくれます。

Sigrity Aurora

  • Allegro X Advanced Package Designerに、パッケージ設計の寄生解析を迅速に行うSigrity XtractIMワークフローが追加されました。また、Per Pin(ピン単位/ダイサイド・パワー)とPer Net (ネット単位/シグナル)の2つの新しい解析がサポートされています。
  • Power InductanceワークフローとTopology ExtractionワークフローがAllegro X PCB Editorで、Sigrity AuroraがAllegro X Advanced Package Designerで、それぞれ利用可能になりました。

Allegro X Pulse 

  • Allegro EDM と PTC Windchill のデータ間の双方向同期サポートが追加されました。
  • ウェブダッシュボードが強化されました。ProjectビューとDesignビューが追加され、プロジェクトコンテナや、Pulseで管理されたデザイン(回路図やレイアウト)が表示できます。カラムを整理するための新しいフィルタとコントロールが追加されました。プロジェクト固有の URL が利用できるようになり、デザインの共有やブックマークが容易になりました。
  • テンプレートからの新プロジェクト生成機能では、新しいプロジェクトに、Pulseネットリスト交換フローを通じてプロジェクトにリンクされたPulse管理レイアウトが含められるようになります。必要なレイアウトを新しいプロジェクトに引き継ぐことができます。

Allegro X System Capture 

  • Topology WorkbenchはSignal Explorerに代わり、回路図、フロアプラン、レイアウトの各段階で高速ネットのシグナルインテグリティを解析します。Topology Workbenchは、単一のネットやXNetに対して直接起動することも、Constraint Managerから起動することもできます。
  • Celsius Thermal Solverを使用して、回路図に関連付けられたボードの熱フロアプランを生成する新機能が導入されました。
  • 2つの新しい解析が含まれるようになりました: MTBF解析とパワートポロジー解析です。MTBF解析は、電気部品、機械部品、電気機械部品の性能と安全性を予測します。Power Topologyは、回路図上にPower Distribution Networkを設定し、PCBデザインコンポーネントによるDC消費電力を推定します。
  • 統合されたライブラリオーサリング機能は、拡張を続けています。現在サポートされている機能として、テンプレート、カテゴリ、スプレッドシートベースの編集、カスタム形状、ピン形状等が含まれます。今回のリリースでは、検証チェックも強化されています。
  • マルチユーザー環境で作業する設計者は、Pulse サーバーに常時接続する必要がなくなりました。オフラインで作業しておき、後からサーバに接続してデザインとライブラリのデータを同期することが可能です。
  • 管理下にあるレイアウトがSystem CaptureのProject Exploreペインに表示されるようになり、回路図に連携しているレイアウトの変更を簡単に把握できるようになりました。
  • チーム・デザインにおける更新の意思決定を容易にするため、デザイン・バージョンを比較できるようになりました。また、デザインや個々のブロックを以前または最新のコミットされたバージョンと比較することもできます。
  • Unified Search は、デザイン・データだけでなくライブラリもスキャンできるようになりました。デザイン・データをクエリする際、Unified SearchはPulse属性やカスタム変数などのメタデータと、電圧、ネット、コンポーネント、ネットグループ、ブロック属性などのデザイン・データを読み取ります。検索結果は新たなDesignタブに表示されます。このディープサーチ機能により、強力なIP探索とリユース機会の特定が可能になります。

 Topology Workbench

  • Sigrity SystemSIテクノロジーでは、3Dアイ密度プロットにアイマスクサポートが追加されました。Compliance KitsワークフローはUSB 4 - Gen 4 Compliance Kitをサポートします。
  • AMIモデルからのCSVデータを波形にインポートできるようになりました。
  • Sigrity SystemPIで、新しいVRMモデルのテクノロジ・サポートが追加されました。電圧レギュレータ・モジュール(VRM)をより正確にモデル化するために、2つのオペアンプブロックが追加されました。Ideal Supply (VDC) VRM, RL VRM, RL//RL VRM, Subckt VRMなどのVRMブロックも更新されています。
  • Add Block パネルに代わって、新しいフローティング・ツールバーが追加されました。

 PSpice A/D 

  • Modeling Applicationは、デジタ ル・デバイスとソースをサポートしています。ゲート、フリップフロップ、ラッチ、 ソースなどのデジタルデバイスをモデリングし、 回路図上に配置できます。
  • PSpiceシミュレータは、1回のトランジェント実行で、時間とともに変化する温度に対応します。
  • 指数電圧または電流源をモデル化するために、 IEXP_B と VEXP_B という2つのコンポーネントをサ ポートします。
  • 収束エラーのデバッグを強化するための新しいオプション EXPR_DEBUG が追加されました。これを使用すると、警告メッセージの中からエラーの原因となっている正確な式を簡単に見つけることができます。

OrCAD X Capture CIS

  • 完全なパーツオーサリング環境が利用可能です。新しいカテゴリやコンポーネントをゼロから作成したり、SnapEDA、SamacSys、Ultra Librarianなどのコンテンツ・プロバイダからコンポーネントを追加したりすることができます。
  • チームでの作業がよりシンプルに行えるようになりました。共有ワークスペースを作成してライブラリやデザインデータを共有できる共同開発環境が利用できます。クラウド・ワークスペース機能を使用して、チーム用のコンポーネント・ライブラリを作成することもできます。
  • クラウド対応のワークスペース・データはどこからでもアクセスできます。バックグラウンドのデータ同期ユーティリティが、ローカル ディスクとクラウドの間でのデータの同期を維持します。
  • ダイナミックな部品表(BOM)である Live BOM のサポートが追加されました。このBOMは SourceEngine のサプライ チェーン データを使用して生成されます。
  • OrCAD X Capture CISから3D EXPERIENCE PLMサーバーへとデザインデータを素早く簡単に反映し、さまざまな関係者に最新の設計情報を提供できます。

以上、Cadence OrCAD X および Allegro X Release 23.1 リリースにおける主な変更点をご紹介しました。それぞれの製品で実現された新機能や機能強化の詳細については、SPB 23.1の What’s New 日本語 をご参照ください。

サポートされるプラットフォームやその他のリリース互換性情報については、  downloads.cadence.com で入手可能な README.pdf を参照してください。同じファイルはダウンロードしたインストール・メディアの Disk 1 にも含まれています。

また各製品の新機能や機能強化に関する詳細なブログ記事をお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに。

Allegro Release Team

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Author: AllegroReleaseTeam

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版は こちら より

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