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Start Your Engines: AMS Designerのテストケースをクローンして、どこでも再実行可能

31 Oct 2022 • 1 minute read

 Cadence® Spectre® AMS Designer は、高いパフォーマンスのミックスシグナル・シミュレーション・システムです。複数エンジンの使用や、さまざまなプラットフォームから実行できる機能により、ミックスシグナル・デザイン検証を「活性化」し、市場競争でチェッカーフラッグを受けることができます。Start Your Enginesブログ・シリーズは、シミュレーションのパフォーマンスをチューンアップし、生産性向上に役立つヒントと洞察を提供します。

こんにちは!

この記事では、Design Capture and Packaging (DCP)ユーティリティを使用して、Spectre AMS Designerテストベンチからソース・ファイルを簡単に分離、キャプチャ、パッケージ化して、同じまたは別の環境ですぐに再実行する方法について説明します。

Design Captureユーティリティを使用する前は、AMS Designerのテストケースのデータベースを処理して再実行するために、多くの時間、サポート、および設定の変更が必要でした。AMS Designerの複雑なSoCテストケースには1万5千以上のソース・ファイルが含まれ、そのテストケースを記述するために16以上の言語が使用されることがあります。このような場合、最終検証を担当するエンジニアは、テストケースのソース・ファイルを効率的に分離、キャプチャ、アーカイブすることに関心を持つ可能性があります。また、複製したテストケース・データベースで実験を行い、コードや設定を変更して別の環境やユーザー・アカウントで再実行することも考えられます。

現在では、DCPを利用することで、そのようなことをワンステップで行うことができます。

これから、コマンドライン・オプションまたはADE ExplorerとSpectre AMS Designer GUIを使用してDesign Captureを使用する方法を紹介します。

コマンドライン・オプションを使ったテストケース・データベースのキャプチャ

下図はそのフローをまとめたものです。

次のコマンドを起動します:

% dcp -capture ./runMe

ここで、runMeは、すべてのソース・ファイルをコンパイルし、シミュレーション・スナップショットを作成し、それを実行するシミュレーションLinuxシェル実行スクリプトです。

ランスクリプトがない場合は、以下のxrunコマンドを使用します:

% dcp -capture "xrun -f xrunArgs"

なお、xrunArgsファイルには、すべてのテストケースのソース・ファイルを読み込むために、-cleanコマンドが必要です。

シミュレーションが完了し、シミュレータを終了すると、Design Captureは自動的にすべてのテストケースのソース・ファイルを含むYYYMMDDHHMMSS.dcp形式のアーカイブ・ファイルを作成します。

Virtuosoテストケース用データベースのキャプチャ

手順1: Virtuoso ADE ExplorerのNetlist and Run Optionsフォームで、以下のチェックボックスを選択します:

  • Clean snapshot and pak files
  • Batch (normal)
  • Enable design capture



手順2: OK をクリックします。

手順3: ADE ExplorerのSimulationメニューから Netlist and Run を選択します。

Design Captureは、シミュレーションの実行中に自動的に動作し、使用されているすべてのファイルを静かに監視します。

シミュレーションが完了すると直ちに、すべてのテストケースのソース・ファイルを含むアーカイブ・ファイル(YYYMMDDHHMMSS.dcp)がsimulationまたはnetlistフォルダに作成されます。

キャプチャされたデータベースは、シミュレータが終了すると、YYYMMDDHHMSS.dcpという形式でデータベース・アーカイブ・ファイルに保存されます。この新しいアーカイブ・ファイルを使って、別の環境やユーザー・アカウントでこのテストケースを再実行することができます。

キャプチャされたテストケースの再実行

キャプチャしたテストケース用に作成したアーカイブ・ファイルは、そのまま別の場所でシミュレーションを再実行するために再利用することができます。

これを行うには:

以下のコマンドを使います:

% dcp –rerun YYYMMDDHHMMSS.dcp

Design Captureは、キャプチャ処理中にシミュレーションの実行に使用されたオリジナルのLinuxコマンドを自動的に検出し、新しいファイル・パスを管理します。

DCPの高度な機能は、キャプチャと再実行の両方に存在します。support.cadence.comにログインし、Getting Started with Design Captureユーザーガイドと関連するRAKを検索してください。これらのリンクは、下記の「関連リソース」セクションで確認できます。

主なメリット

  • 使い勝手の良さ
  • テストケースのキャプチャと再立ち上げの利便性
  • シミュレーション実行時にテストケース・ファイルを無音で検出
  • 生産性の向上: テストケース・ファイルの自動バックアップ作成
  • 自動化: テストケースのキャプチャ、ユーザー設定のインポート、最終的なアーカイブ・ファイルdcpの作成
  • 柔軟性: テストケースのソースコードは、AMS Designerシミュレータがサポートする16種類の言語のいずれでも使用可能
  • 多用途: テストケースは、単純なものから非常に複雑なSoCデザインまで対応可能
  • 効率性: キャプチャしたテストケースを再実行するために、ファイル内容の徹底的な調査や、ユーザー設定の変更は不要

まとめ

Design Captureは、セットアップのキャプチャと再実行の苦労を解消します!

Design Captureを使用した設計者やCADエンジニアからは、素晴らしいフィードバックが寄せられています。

ここでは、そのいくつかを引用したいと思います:

ユーザー1 : 「Design Captureで、テストケース・データベースを簡単に分離して、異なる拠点にいる同僚と共有することができるようになりました。彼らは、クローン化したテストケース・データベースをすぐに再実行できます。」

ユーザー2 : 「Design Captureは、複雑なSoCテストケース・データベースのクローニングとその後の即時再実行タスクにおいて、30倍から50倍以上のユーザー作業効率アップを提供してくれます。」

ユーザー3 : 「Design Captureが大好きです。現在、私の検証チームは、社内のテストケース・リグレッション・スイートのメンテナンスに使用しています。」

ユーザー4 : 「Design Captureは、キャプチャと再実行操作の両方が魅力的な機能です。」

Design Captureを試してみたくなりましたでしょうか?詳細については、ケイデンスのサポート・チームにお問い合わせください。

- Andre Baguenier
Translator: Yoko Watanabe

関連リソース

Product Manuals

Getting Started with Design Capture

Spectre AMS Designer and Xcelium Simulator Mixed-Signal User Guide

Rapid Adoption Kits (RAKs)

Exporting, Archiving and Rerunning an AMS Designer Testbench Database with Design Capture in AVUM flow

Exporting, Archiving and Rerunning an AMSD Test Bench Database with Design Capture in AXUM flow

Troubleshooting Information

Spectre AMS Designer Product Page

FAQ: Frequently Asked Questions on Design Capture (dcp)

日本語プロダクト・ページ AMS Designer 日本語資料

ケイデンス社の回路設計製品およびサービスの詳細については、www.cadence.comをご覧ください。

Start Your Enginesについて

Start Your Enginesシリーズでは、AMS Designerの新機能の紹介、既存機能の強化のためのヒントなど、さまざまなトピックについて、アナログ/ミックスシグナル分野の専門家がブログ記事をお届けしています。

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