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1 Apr 2021
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Start Your Engines: SimVision Mixed-Signal Debug Optionを使ってル・マンで優勝する

 Cadence® Spectre® AMS Designer は、高いパフォーマンスのミックスシグナル・シミュレーション・システムです。複数エンジンの使用や、さまざまなプラットフォームから実行できる機能により、ミックスシグナル・デザイン検証を「活性化」し、市場競争でチェッカーフラッグを受けることができます。Start Your Enginesブログ・シリーズは、シミュレーションのパフォーマンスをチューンアップし、生産性向上に役立つヒントと洞察を提供します。

Bonjour!

この投稿では、新しいCadenceのCadence SimVision TM Mixed-Signal Debug (SimVision MS) optionが、アナログとミックスシグナル・テストベンチ (TB) の見えない部分をどのように明らかにするかについて説明します。

AMS Designerを使った日々の業務でSoCミックスシグナル検証を設定して実行するときに、達成すべき複雑なゴールがあるかもしれません。それらは、electricalとデジタルのコンテキストで回路動作をチェックし、その間で何が発生するかを確認するためのものだと思います。さらに、限られた時間枠のなかでそのタスクを完成させることが不可欠です。ミックスシグナル (MS) のデバッグは、厳しい24時間耐久テストであるル・マン・レースで走行することによく似ています。もし勝てば、そのような長いレースも厳しく見えないかもしれません。同じように、SimVision MSはAMSデバッグで勝利の経験をもたらします。その方法を案内しましょう。

コネクトモジュールの挿入と操作を調べる

MSシミュレーションを実行するときに、シミュレータは3つのステップを実行します:

  1. モジュールのコンパイル
  2. そして、TBシミュレーションのスナップショットをエラボレート
  3. 最後にTBをシミュレーション

異なる型 (electrical, logic, real) のポートが同じネットに接続するとき、エラボレーション過程の最後でコネクトモジュール (CM) が自動挿入されます。このコネクトモジュールは、2つのポート間で信号を変換し伝搬するために必要なコードを含みます。CMのパラメータ設定は、MSシミュレーションの精度と速度性能に必要であるため、MSシミュレーション担当エンジニアにとって重要なタスクです。

Mixed Nets Browser

SimVision MSは、"Mixed Nets Browser" という名前の新しいツールを提供します。TBにあるすべてのミックスネットと自動挿入されたCMインスタンスをリスト化します。CMはテーブルに表示されます。このテーブル (図1) で、CMを比較し、A2D/D2Aアクティビティ、Xステート生成、electricalの過電圧を基にしたCMのプロファイルを比較することができます。このテーブルをカスタムの値にカスタマイズすることもできます。そして、ステップバイステップの調査のためにCMインスタンスをsource debuggerに送ることができます。その回路図は、全階層レベルに渡るポート (electrical, logic, real) 接続を表すことができます。

図1: E2LとL2Eコネクトモジュールのインスタンスが表示されたMixed Nets Browser

電流の不可視性

デフォルトでは、SPICEのelectricalソルバはプローブしなければ電流を計算せず、ポート電流を見ることはできません。SimVision MSは、Schematic Tracer (図2) でelectricalネットを選択してローカルなスコープや階層に渡る全ポートの電流フローの値をモニタするための、革新的な方法を提供します。電流値の分配にアクセスすることができます。さらに、グラフィカル・ユーザー・インターフェースで電流をソートすることができ、Schematic Tracerを使ってクロスセレクトすることができます。この電流分配のブラウザの素晴らしいところは、事前の電流プローブの設定が不要なことです。このため、電流プローブによる過渡シミュレーションの低速化を防ぐことができます。

ネットの電流の分配を以下の用途に使用することもできます。

  • スマートでパワフルな電気的な接続性の解析
  • ローカルのスコープやサブサーキット階層を通じた電流リーク解析に対する即時の答え

図2: ローカルスコープ内のノード電流の分配

Virtuoso® Schematic Editor <=> SimVision デバッガのクロスセレクション

双方向のクロスセレクション機能は、MSデバッグの過程で設計者の多くのタスクの助けとなります。2つの別々の時間を消費する検索 (1つはVirtuoso Schematic Editorでもう1つはSimVisionツール) の代わりに、クロスセレクション機能により、設計者は特定のインスタンス、パーツのグループ、ネットをSchematic Editorで見つけてそれをSchematic Traceでハイライトすることができます。

クロスセレクションでは、Design Browser、Schematic Tracer、Waveform (ノードがすでにプロットされている場合) といったSimVisionツールでも同じ部分が選択されます。SimVisionで階層レベルのスコープでオブジェクトの選択を変更すると、Schematic Editorも同じ階層レベルのスコープ上で選択を自動的にフォーカスします。

SimVision MSを使用する主な利点

  • 優れたインタラクティブな分析ツールであるMixed Net Browserへのアクセス
  • electricalコンテキストとミックスド・ネットのスケマティック生成
  • コネクトモジュールのプロファイル
  • コネクトモジュールのソースのデバッグ
  • ノード上の不可視な電流分配へのアクセス
  • より容易なリーク電流の調査
  • Virtuoso Schematic EditorとSimVisionツール間の双方向クロスセレクション

SimVision MS debug optionの使用を開始した設計者から、極めて良いフィードバックを受け取っています。設計者の1人からのフィードバックを引用します。「これらは、MSデザインをデバッグするための素晴らしい機能です。自分のデザインのデバッグとMS検証チームのヒーローになりました。」

SimVision MSには20以上の新機能があります。このツールは習得と使用が簡単です。多くの異なるタイプの回路に使用することができます。さらに詳しく知るには、Cadence Support ポータルに接続してください。

SimVision MSの新しい機能で、あなたはAMS SoC検証の分野で勝者になれます。皆さんが勝利の経験ができることを願っています。

~ Andre Baguenier

Translator: Haruko Tadokoro

関連リソース

  • One-Stop Knowledge Resource for Mixed Signal Verification
  • Spectre AMS Designer Product Page
  • Using SimVision with AMS Simulator
  • Spectre AMS Designer and Xcelium Simulator Mixed-Signal User Guide
  • AMS Designer日本語資料

Cadenceの回路設計プロダクトとサービスの詳細については、www.cadence.comをご参照ください。

Start Your Enginesについて

Start Your Enginesシリーズは、AMSDの新機能、既存機能を使った作業改善などのさまざまなトピックスについて、アナログ/ミックスシグナルの主題に関するエキスパートからのブログ投稿を紹介します。このシリーズの新しいブログについて通知を受け取るには、Subscriptions ボックスにEmail アドレスを入力してください。

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