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Start Your Engines: SimVision MSを用いたインターフェイス・エレメントのデバッグのための革新的かつ効率的なアプローチ

15 Aug 2022 • Less than one minute read

 Cadence® Spectre® AMS Designer は、高いパフォーマンスのミックスシグナル・シミュレーション・システムです。複数エンジンの使用や、さまざまなプラットフォームから実行できる機能により、ミックスシグナル・デザイン検証を「活性化」し、市場競争でチェッカーフラッグを受けることができます。Start Your Enginesブログ・シリーズは、シミュレーションのパフォーマンスをチューンアップし、生産性向上に役立つヒントと洞察を提供します。


AMSエンジニアのみなさま、こんにちは。

この記事では、SimVision MSを使用してインターフェイス・エレメント (Interface Elements; IE) やコネクト・モジュール (Connect Modules; CM) をいかに簡単にデバッグできるようになったかを説明します。

ミックスシグナル・シミュレーションを実行すると、シミュレータは3つのステップを行います:

  1. モデルをコンパイル
  2. テストベンチ・シミュレーションのスナップショットをエラボレート
  3. テストベンチをシミュレート

タイプの異なる2つのポート: electrical、logic、またはrealが1つのネットに接続されている場合、エラボレーション処理の最後にIEまたはCMが自動で挿入されます。各IEには、ディシプリンの異なる2つのポート間の信号を変換し伝搬するのに必要なコードが含まれます。IEパラメータの設定は、ミックスシグナル・シミュレーションの精度と性能のために必要な重要な作業です。このブログでは、ミックスシグナル・シミュレーションのためにIEを設定し、デバッグするのに役立つSimVision MSの素晴らしい機能を紹介します。

その前に、興味深い事実をお伝えしたいと思います―インターフェイス・エレメントまたはコネクト・モジュールは同じ種類のオブジェクトです。インターフェイス・エレメントは90年代からケイデンスが用いているオリジナルの名称です。数年後、Verilog-AMS Language Reference Manualでは、これらのオブジェクトをコネクト・モジュールと命名し始めました。もしかしたら、IEEE SystemVerilog-AMS標準化グループが、将来的にこれらのオブジェクトを "adapters" と改名するかもしれません。

Mixed Net Browser

SimVision MSのMixed Net Browserツールは、テストベンチ内のすべてのミックスネットを探し、挿入されたIEインスタンスを自動で表示します。Mixed Netsアシスタントでタブを切り替えることにより、ミックスネットをリストまたはデザイン階層ツリーで表示することができます。IEまたはCMの名前がMixed Net BrowserウィンドウのModuleカラムに表示されます。また、各IEのアクティビティを確認したり、シミュレーションの現在時刻における各内部パラメータと変数値をモニタすることができます。

Mixed Net Browserが例題テストベンチのIEを表示

Mixed Net Browserでは、1つのIEインスタンスを選択し、それをSource Browserに送って、選択されたIEのアクティビティを詳細に確認することができます。

Source Browser

Source Browserは、Verilog-AMSまたはSystemVerilog-AMSのビヘイビア・コード内のパラメータ値を調査するための強力な機能を提供します。

Source BrowserがL2Eインターフェイス・エレメントのビヘイビア・コード内のパラメータ値をバックアノテート

また、シミュレーションの現在時刻における内部変数値を確認することができます。たとえば、下図のように、シミュレーション中のどの時刻においても、L2E Dinドライバを確認することができます。

シミュレーションの現在時刻におけるL2E Dinドライバを確認

Source Browserが提供するさまざまな機能を利用して、IEインスタンスの詳細な動作を効率的に調査し、AMSの難問を解決することができます。このブラウザを使って、以下のことが行えます:

  • シミュレーションの現在時刻におけるパラメータと変数の値がアノテートされたIEのVerilog-AMSまたはSystemVerilog-AMSビヘイビア・コードを読む
  • イベントや値の変化に基づいてブレイクポイントを設定
  • ドライバまたはロードを特定
  • ミックスネットのスケマティックをすぐに作成

上図はSource Browserで作成したミックスシグナルネットのスケマティックです。デジタル・オブジェクトのインスタンスは緑で、MOSとアナログ・ブロックのインスタンスは赤で表示されています。IEインスタンスのアンカー・ポイントは菱形で表現されています。

SimVision MSのこれらの強力なツールをすでに使用している設計者から、素晴らしいフィードバックが届いています。

ここでは2つ引用したいと思います:

ユーザ1: 「AMSの設計チームでミックスシグナル検証のヒーローになりました。」

ユーザ2: 「SimVision MSは、目に見えないものを明らかにしてくれます。私のTBでは、コネクト・モジュールの誤ったユーザ設定や予期せぬ動作という難題を簡単に克服できるようになりました。」

これらの便利な機能を、ぜひご自身でお試しください。より詳細な情報が必要な場合は、ケイデンスのサポートチームまでお問い合わせください。

ケイデンスの回路設計用製品とサービスに関する情報についてのさらなる情報は www.cadence.com をご参照ください。

Andre Baguenier
Translator: Yoko Watanabe

お問い合わせ

ご質問や一般的なフィードバック、または今後のブログ・トピックのご提案は、日本ケイデンス フィールド・マーケティング部 cdsj_info@cadence.com までメールでお問い合わせください。

Start Your Enginesについて

Start Your Enginesシリーズでは、AMS Designerの新機能の紹介、既存機能の強化のためのヒントなど、さまざまなトピックについて、アナログ/ミックスシグナル分野の専門家がブログ記事をお届けしています。

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