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Virtuoso Studio : 適切なジョブのための最適なツール

20 Apr 2023 • Less than one minute read

By Sravasti Nair, Product Engineering Group Director, and Girish Vaidyanathan, Sr. Product Manager

それぞれのジョブに最適なツールを選択することは、アナログミックスシグナル設計の課題に対応し成功するためのスローガンです!

アナログミックスシグナル設計は複雑な作業であり、例えばアナログ環境でのデジタルブロックの関与など、考慮すべき要素が多数あります。これらデジタルブロックのいくつかは再帰的で、一部のパーツにカスタムによるレイアウトが必要なほど小さいか、スクリプトをセットアップする手間の方がかかるほど小さいサイズのものです。 そのため、設計エンジニアにとってアナログミックスシグナル設計で制約に準拠したレイアウトを迅速に生成し、高品質な結果を得ることは常に課題になります。

ターンアラウンドタイム(TAT)の増加とデザインルールチェック(DRC)の急増により、この問題は先端プロセスにおいて顕著に現れます。 個別の設計パーツに複数のツールが必要なことも課題であり、レイアウト実装は面倒で時間がかかります。 先端プロセスでは、最高の結果品質(QoR)を達成するために、設計者が他の外部ツールを必要とせず適切なツールを選択できるようになる新しい柔軟なメソドロジーとソフトウェアの機能強化が必要です。

このような問題を解決し、設計者を支援するために、ケイデンスは Virtuoso Studioというソリューションを開発しました。 Innovus Implementation Systemの機能を活用し、先端プロセスでのアナログミックスシグナル設計の問題を解決します。 これにより、設計者はデジタルブロック用にVirtuoso Layout Suite内からInnovusの配置配線のエンジン(GigaPlaceおよびNanoRoute)を呼び出すことができ、面倒で時間のかかる移行を回避できます。 「適切なジョブに最適なツール」を適用するための有効な手段として Virtuoso Studio を紹介できることをうれしく思います。

先端プロセスにおけるアナログミックスシグナル設計の課題

HPC、自動運転、モバイル、IoT等の技術革新とアプリケーションにより、先端プロセスでアナログミックスシグナル設計を採用する機運が高まっています。 ただし、先端プロセスで従来のスキームを使用してアナログミックスシグナルデザインのレイアウトを行うことは、エンジニアに次のような多くの課題をもたらします。

  • 信号のカップリングやプロセスばらつき等の重大な問題
  • 配置と配線の厳格なルール
  • 複雑さの増大
  • アナログミックスシグナルレイアウトの品質維持が困難
  • 小さなデジタルブロックのインプリ
  • TATと設計上の課題の増加

ソリューション: Virtuoso Studio

Cadenceは業界をリードするVirtuoso Layout Suiteに Innovus Implementation System を統合し、先端プロセスでのカスタムデザインにおける小さなデジタルブロックのインプリの問題を克服しました。 Virtuoso環境はカスタムデジタルセル設計の頼りになるツールであり、Innovus Implementation Systemとの統合により、アナログミックスシグナル設計の効率と合理化がさらに向上しました。 Virtuoso Studioは、次の図に示すように、全ての設計スタイル(デバイス、スタンダードセル、およびチップアセンブリ)に対して完全に自動化された配置および配線ソリューションを提供します。

自動配置配線機能の図

この統合におけるキーテクノロジーと機能は次のとおりです:

  • Virtuoso Studioは、Innovus Implementationの先端プロセスサポート機能を活用し、GigaPlaceを統合することでスタンダードセルの自動配置ソリューションを提供します
  • GigaPlaceとNanoRouteは、Virtuosoで指定可能な殆どの配置配線の制約をサポートしています
  • GigaPlaceは、相互運用可能なRowの自動生成、カスタム配置、タップおよびフィラーセルの挿入など、高性能で大容量の包括的ノードサポートを提供します
  • スタンダードセル配線用のVirtuoso環境にNanoRouteをシームレスに統合することで、最大2000のインスタンスを持つ非タイミングドリブンのカスタムブロックデザインをターゲットにすることができます
  • 相互運用性と配線の問題をチェックし、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)の使用モデルを提供します

Virtuoso Studioを活用する利点

Virtuoso Studioを使用することにより、レイアウト設計者は使い慣れたVirtuoso環境から強力な配置配線エンジンを活用できます。

この統合には、次のような利点があります:

  • 先端プロセスにおける高品質なレイアウト結果
  • 実行時間の高速化
  • カスタムレイアウト編集と自動配置配線フローを組み合わせる
  • シールドやマッチングなど複雑な制約があるネットの配線
  • Innovusエンジンを起動し、複雑なスクリプトを記述しなくてもレイアウト結果を取得できるGUIドリブンなインターフェイス
  • Innovusに引き渡す前にダブルチェックするための包括的な事前配線データ
  • デバイスレベルやチップアセンブリなど、Virtuoso Studio内の他の自動配置配線フローと共通化されたRouting Constraint Managerによるグラフィカルな制約管理
  • Routing Result Browserを使用したグラフィカルな配線結果の分析により、結果の品質をチェック
  • 制約を順守して配線されているかを検証するための自動制約チェッカー

適切なジョブのための最適なツール

Virtuoso Studioは、カスタムレイアウト編集機能を使用してレイアウトの重要な部分を作成し、慣れ親しんだVirtuoso環境から離れることなく、複雑でないデジタルブロックのためにInnovusエンジンを容易に呼び出すことができる環境を提供します。 これにより設計者はそれぞれのジョブに最適なツールを選択できるようになり、より優れたデザインとより迅速なターンアラウンドタイムを獲得できます。

Learn more about Virtuoso Studio.

Translator: Kazuhiro Sotome

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