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Virtuoso Studio:Sパラメータデータから実用的な知見を引き出す

28 Sep 2026 • Less than one minute read

AIを活用した新しいカスタム設計ソリューションであるVirtuoso Studioは、当社が30年にわたり培ってきた業界知識とリーダーシップを生かし、革新的な機能、比類のない生産性を実現するために刷新されたインフラストラクチャ、そして従来の設計領域を超える新たなレベルの統合を提供します。このブログシリーズでは、最高のアナログ設計ツールがさらに進化し、困難な設計課題への対応をどのように支援するのかをご紹介します。 

今日のRFおよびマイクロ波設計では、Sパラメータデータ自体は豊富に存在しています。しかし、そのデータから有意義な知見を引き出すためには、追加のシミュレーションやカスタムスクリプト、あるいは手作業による計算が必要になることが少なくありません。 

Virtuoso Visualization and Analysis XLのS-Parameterアシスタントは、まさにこの課題を解決するために設計されています。

S-Parameterアシスタントでは、Touchstone(.snp)ファイルを読み込み、スミスチャートを使用してSパラメータの特性を即座に可視化できます。さらに、インダクタンス(L)、抵抗(R)、キャパシタンス(C)、品質係数(Q)、およびその他の周波数依存の指標を含む主要な電気特性を自動的に導出します。これにより、生データから実際の理解へと短時間で移行できます。  次の図は、.s2pファイルから抽出したデータを使用してプロットした、2ポートネットワーク内のシングルエンドインダクタのL、R、C、Q、およびSパラメータを示しています。

受動部品の解析を簡素化

最新のモジュールや基板には、大規模なマルチポートSパラメータネットワーク内に受動部品が組み込まれていることがよくあります。こうしたデータセットからインダクタなどの個々の素子を解析するのは容易ではありません。端子を手作業で特定し、対象部品を分離したうえで、有用な電気特性を抽出する必要があるためです。

S-Parameterアシスタントでは、特定の部品に関連するポートを選択するだけで、残りの処理が自動化されるため、このプロセスを簡素化できます。選択した素子を周囲のネットワークから分離してディエンベディングした後、インダクタンス、インピーダンス、品質係数(Q)などのプロットを生成します。煩雑な手作業が不要になり、複雑なマルチポート設計内に組み込まれた受動部品であっても、性能を容易に検証できます。

Sパラメータアシスタントの使用方法

Sパラメータアシスタントの使用方法は簡単です。

  • Touchstone形式のSパラメータ(.snp)ファイルを読み込みます。
  • [Device Type]のオプションである[Category]と[Device]を指定します。
  • プロットする電気特性とSパラメータを選択します。

残りの処理はアシスタントが実行します。結果は直感的に理解できる形式で可視化されるため、デバイス性能をすばやく把握し、十分な情報に基づいて設計判断を行うことができます。

関連リソース

 ビデオ
  • S-Parameter Assistant in Virtuoso: Plotting Device Parameters from S-Parameter Data
  • S‑Parameter Assistant in Virtuoso: Supported Files, Devices, and Calculations
  • S-Parameter Assistant in Virtuoso: Illustrating Supported Device Types and Practical Example
 製品マニュアル
  • Virtuoso Visualization and Analysis XL User Guide
 オンラインコース
  • S-Parameter Simulations Using Spectre in Virtuoso Studio

ぜひお楽しみください!

Udit Rajput

ケイデンスの回路設計製品およびサービスの詳細については、www.cadence.com をご参照ください。

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