• Skip to main content
  • Skip to search
  • Skip to footer
Cadence Home
  • This search text may be transcribed, used, stored, or accessed by our third-party service providers per our Cookie Policy and Privacy Policy.

  1. Blogs
  2. PCB解析/ICパッケージ解析
  3. Sigrity and Systems Analysis 2024.1 新機能ハイライト
SPB Japan
SPB Japan

Community Member

Blog Activity
Options
  • Subscribe by email
  • More
  • Cancel
Sigrity and Systems Analysis
SPEEDEM
celsius
Clarity 3D Transient Solver
Celsius Studio
Sigrity
Celsius PowerDC
japanese blog
Clarity 3D Solver
XtractIM
PowerDC
PowerSI
clarity

Sigrity and Systems Analysis 2024.1 新機能ハイライト

11 Feb 2025 • 5 minute read

Sigrity and Systems Analysis (SIGRITY/SYSANLS) 2024.1リリースが Cadence Downloads. サイトからダウンロード可能となりました。このリリースで改修された項目は、インストールに含まれているREADME.txtをご参照ください。

SIGRITY/SYSANLS 2024.1

ここにSIGRITY/SYSANLS 2024.1リリースの主要なアップデート内容をいくつかリストしました。このリリースに含まれる全ての新機能・改善機能に関するより詳しい情報は、Sigrity Release Overview and Common Tools What's New.をご参照ください。

Supported Platforms and Operating Systems

Platform and Architecture X86_64 (lnx86) Windows (64 bit)
Development OS RHEL 8.4 Windows Server 2022
Supported OS RHEL 8.4 and above
RHEL 9
SLES 15 (SP3 and above)
Windows 10
Windows 11
Windows Server 2019
Windows Server 2022

Systems Analysis 2024.1

Clarity 3D Solver

  • Clarity 3D Layout Structure Optimizationワークフロー:
    Clarity 3D Layout に新しくClarity 3D Layout Structure Optimizationワークフローが追加されました。この新しいワークフローでは、Allegro PCB DesignerとClarity 3D Layoutを統合し、高速インターフェイスの構造最適化を行うことができます。
  • Component Geometry Model エディター : 
    新しく追加されたClarity 3D Layout エディターでは、1 つのGUIで port, solder bumps/balls/extrusions, multi-terminal circuitsを設定することができます。
  • Port Setup ウィザードにCoaxial Open Portオプションの追加:
    Coaxial Open Port オプションを選択すると、Clarity 3D Layoutは、まず各ターゲットネット・ピンとリファレンスネット・ピンのポートを生成します。その後、各ターゲットネット・ピンのリファレンスとして近くのリファレンスネット・ピンを使用するため、ポート数が減ります。未使用のリファレンスネット・ピンのポートは、グラウンドにショートされます。
  • Parametric Importオプションの追加:
    Clarity 3D LayoutのTools > LaunchClarity3D Workbench メニューに Parametric Import とDefault Import の2つの新しいオプションが追加されました。Parametric Import オプションでは、Clarity 3D Workbenchへパラメータと共にデザインをインポートできます。Default Import オプションでは、Clarity 3D Workbenchへのデザイン・インポート時にパラメータが無視されます。
  • Generate 3D ComponentsにComponent Libraryが追加:
    Clarity 3D Workbenchに新しいコンポーネント・ライブラリが追加され、定義済みの3Dコンポーネント・テンプレートを使用したり、既存のコンポーネントを追加したりして、3Dデザインやシミュレーション・モデルを作成できます。
  • AIを活用したコンテンツ検索機能: 
    Clarity 3D WorkbenchやClarity 3D Transient Solverは、コンテンツを検索して関連情報を表示する AI 機能をサポートしています。
  • ユーザー定義パラメータを処理するExpression Parser:
    Clarity 3D WorkbenchとClarity 3D Transient Solverは、シミュレーション変数の式や方程式をPropertyウィンドウに記述することをサポートしています。 この機能により、静的な値を指定する代わりに、シミュレーション変数を関数として定義でき、未定義のパラメータは自動的に検出され、ユーザーにパラメータの値を指定するよう求めます。
    詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Clarity 3D Layout User Guide ならびに Clarity 3D Workbench User Guide をご参照ください。

Clarity 3D Transient Solver

  • Mesh Processing Improved to Simulate Large Use 大規模ユースケース解析向けメッシュプロセス改善:
    Clarity 3D Transient Solverは、新しいメッシュ生成アルゴリズムを活用し、特に大規模デザインやユースケースのメッシュ処理全体を強化します。この新しいアルゴリズムにより、メッシュ品質、最小メッシュサイズ、メッシュキーポイント数、総メッシュ数、メモリ使用量が劇的に改善されます。
  • 高度なマテリアルプロセスのエンジン:
    マテリアル処理機能が強化され、一部のデザインでオープンやショートの問題を引き起こしていた薄い外側の金属を扱えるようになりました。さらに、マテリアル処理エンジンは、導波管や同軸設計など、特定の使用ケース向けにモード抽出を改善しました。
  • 特性インピーダンス計算の改善:
    ソルバーエンジンでは、新しい解析的計算手法を用いて、同軸設計の特性インピーダンスをより高い精度で計算できるようになりました。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Clarity 3D Transient Solver User Guide をご参照ください。

Celsius Studio

  • Celsius Interchange Modelの導入:
    Celsius Studioは、マルチフィジックスおよびマルチスケール解析用の詳細な物理設計から生成される3DモデルのCelsius Interchange Model 生成をサポートするようになりました。このCelsius Interchange Model ファイル(.cim) は、Celsius Studioツール間で設計情報を伝達する役割を果たし、さまざまなシミュレーションや解析作業を可能にします。
  • Celsius 3DIC Thermal ワークフローの改善:
    Celsius 3DIC の熱シミュレーションワークフローが大幅に強化されました。主な改善点は以下の通りです。
    • Transient Power FunctionとMulti Modeオプションによる高度な電力設定
    • >Mesh Control とSimulation Control タブの GUI強化
    • メッシュ生成機能の向上
    • Celsius Interchange Model (.cim) の生成
    • ブロックとコネクションへのマテリアル・ライブラリのサポート
    • CFDファイルからの熱伝達係数(HTC)のインポート
    • Bump Array Wizardによるバンプ生成
    • 層構成CSVファイル生成
  • Celsius 3DIC Warpage and Stressワークフロー機能強化:
    Celsius 3DICのWarpage and Stress ワークフローは、大幅に改善されました。
    • 3DICパッケージング・プロセスにおけるMulti-Stage Warpageシミュレーションフローの改善
    • Mesh Control, Simulation Control, Stress Boundary Conditions タブのGUI強化
    • 大変形と温度プロファイルのサポート
    • Bump Array Wizard によるバンプ生成
    • 新しい拘束タイプ
    • メッシュ生成機能の強化
  • Warpage and Stress Analysis向け幾何学的非線形性のサポート:
    Warpage and Stress Analysisにおいて大変形解析がサポートされました。シミュレーションにおける幾何学的非線形性をモデル化するためにトータル・ラグランジアンアプローチを使用し、最終的な変形を正確に予測することができます。
  • Thermal Network Extraction and Simulation:
    Celsius 3D WorkbenchのSolid Extractionフローで、エリアベースのパワーマップ・ファイルをインポートしてターミナルを作成できるようになりました。複数のブロックがある設計では、この機能によりターミナルを自動作成できるため、2Dシートを手動で個別に作成、設定する必要がなくなります。さらに、Celsius Thermal Networkでサーマルスロットリング機能がサポートされました。これにより、迅速な見積もりが必要な場合に最適です。3D モデルよりも大幅に高速に解析するため、より迅速な反復と効率的な意思決定が可能になります。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Celsius 3DIC User Guide, Celsius Layout User Guide ならびに Celsius 3D Workbench User Guide をご参照ください。

Sigrity 2024.1

Layout Workbench

  • グラフィカルユーザーインターフェースの改善:
    Layout Workbench GUIのOptionsダイアログ・ボックスの Themes ページに、Use Improved User Interface オプションが追加されました。新しいGUIでは、ツールバーアイコンとメニューオプションが強化され、再配置されます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Layout Workbench User Guide をご参照ください。

Broadband SPICE

  • コマンドラインからのPythonスクリプト実行::
    Broadband SPICEは、コマンドラインから直接Python スクリプトを実行し、解析を行うことができます。新しい -py と *.py  オプションにより、Pythonスクリプトをコマンドライン操作に簡単に統合できます。これにより、コマンドラインから簡単にシミュレーションを自動化し、カスタマイズすることができます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Broadband SPICE User Guide をご参照ください。

Celsius PowerDC

  • Block Power Assignment (BPA)ファイル形式サポート:
    PPowerDCは BPA ファイル形式をサポートしています。Pin Location (PLOC) ファイルと同様にBPA ファイルは電流割り当てファイルで、パワーグリッドセルの総電流を定義し、それをセル内のパワーピンに均等に分配します。これにより、電力配分の制御性が向上します。
  • 複数IR Drop解析の連続実行:
    Current-Limited IR Dropフローから複数のシンクを選択し、IR ドロップ解析を順番に実行することができます。これにより、プロセスが自動化され、時間が節約されます。
  • 変換デバイスの混在サポート強化:
    PowerDCは、スイッチング・レギュレータやリニア・レギュレータなど、異なる変換デバイスを1つのDC-DC/LDOインスタンス内で混在させることをサポートしています。この機能強化により、特定のニーズに応じた設計の各インスタンスを構成できるようになり、柔軟性が向上しました。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている PowerDC User Guide をご参照ください。

PowerSI

  • Monte Carlo Method(モンテカルロ法)の追加:
    Optimalityダイアログ・ボックスに新しく Monte Carlo Method, オプションが追加されました。このオプションを使用すると、入力パラメータのバリエーションに対して出力を評価するために、複数のランダムなサンプルを作成することができます。
  • Channel Check Optimization の追加:
    The S-Parameter Assessment ワークフローに新しく Channel Check Optimization機能が追加されました。これにより、AI を活用した Multidisciplinary Analysis and Optimization (MDAO)技術により、精度を損なうことなく、迅速かつ効率的に設計を最適化することができます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている PowerSI User Guide をご参照ください。

SPEEDEM

  • Multi-threaded Matrix Solver サポートの追加:
    The Enable Multi-threaded Matrix Solver チェック・ボックスが追加され、ハイパフォーマンスコンピューティングのシミュレーション速度を高速化できます。このチェック・ボックスには、 Automatic and Always, の2つのオプションがあり、シミュレーションを実行する前に SPEEDEMシミュレータ(SPDSIM)にそれぞれ -lhpc4 または -lhpc5 パラメータを含めます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている SPEEDEM User Guide をご参照ください。

XtractIM

  • DC-R解析結果のスキップ(または計算)オプション:
    Setup メニューに Skip DC_R of Each Path と Only DC_R of Each Path オプションが追加されました。
    • Skip DC_R of Each Path: このオプションを使用すると、DC-R の計算をスキップできます。 SPICE T-model, RL_C of Each Path, Coupling of Each Path など、その他の結果は引き続き計算されます。
    • Only DC_R of Each Path: このオプションを使用すると、DC-R のみ計算をします。 SPICE T-model, RL_C of Each Path, Coupling of Each Path など、その他の結果は計算されません。
  • ピン・マッチングのためのカラー割り当て:
    MCP Auto Connection ウィンドウには、ピン・マッチングに色を割り当てることができるDisplay Color Editorが含まれます。これにより、MCP Auto Connection の左と右のセクションでマッチング・ピンを簡単に識別できます。
  • シミュレーションごとに保存する機能:
     check box has been added to the Tools - Options - Edit Options - Simulation (Basic) - General フォームに、Save each simulation individually チェック・ボックスが追加されます。この機能により、シミュレーションを実行して、各シミュレーションのタイムスタンプ付きのファイルとログを含む結果フォルダを生成することができます。
  • SPDファイル設定の再利用:
    XtractIM setup チェック・ボックスを使用すると、既存のパッケージ設定をインポートして、ある .spd ファイルから別の.spd ファイルへ構成と設定を再利用することができます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている XtractIM User Guide をご参照ください。

Documentation Enhancements

Cloud-Based Help System のアップグレード

クラウドベースのヘルプシステムであるDoc Assistantがバージョン24.10にアップグレードされ、以前のバージョン2.03からいくつかの新機能と機能強化が含まれています。

Sigrity Release Team

 

ブログの購読登録(無料)を行うと、最新記事公開の通知がメールでお受け取りいただけます。画面右上のSubscriptionsより、ぜひご登録ください。

登録方法は、こちら よりご確認いただけます。

 

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: SigrityReleaseTeam

Translator: Takuya Moriya

このブログの英語版は こちら より