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Sigrity / Systems Analysis 2021.1 リリース(2021年2月) - 新機能ハイライト

SIGRITY から SIGRITY/SYSANLSへのリネーム

SIGRITYリリースは、これからはSIGERITY/SYSANLSという名称で呼ばれることになります。SYSANLSはSystem Analysisを意味しており、Clarity 3D SolverならびにCelsius Thermal Solverを包含します。Systems Analysis製品はSigrityツールを補完するもので、システム全体にフォーカスしています。 熱、EMI、RF、および抽出シミュレーションには、ECADのみにとどまらずそれ以外の設計データも含んでおり、多くの場合、アンテナ、ケーブル、コネクタ、エンクロージャなどのメカニカルCADのコンポーネントが含まれます。 新しいリリース名は、SIGRITYとSYSANLSという2つの別々のリリースが1つのメディアとしてバンドルされたことを示しています。

Sigrity & Systems Analysis (SIGRITY/SYSANLS) 2021.1リリースはCadence Downloadsからダウンロード可能です。 2021.1リリースで修正されたCCRについては、インストールフォルダのREADME.txtファイルをご参照ください。

Note: SIGRITY/SYSANLS 2021.1リリースの利用に際しては、最新のOrCAD/Allegro 17.4 (SPB174) Hotfixリリースのインストールも必要となります。

SIGRITY/SYSANLS 2021.1

SIGRITY/SYSANLS 2021.1リリースの主要なアップデート内容をいくつかリストしました。.このリリースに含まれる全ての新機能・改善機能に関するより詳しい情報は、What's New in Sigrity and Systems Analysis 2021.1 FCS 日本語 をご参照ください。

 

License Server Updates

2021.1リリース以降、Linuxプラットフォーム上のすべてのSigrityおよびSystems Analysis製品は、FlexNetバージョン11.16.4.0に適合されています。これにより、これらの製品には、FlexNetバージョン11.16.4.0に適合された互換性のあるCadenceライセンスサーバーバージョンが必要となります。したがって、SIGRITY/SYSANLS 2021.1バージョンの使用を開始する前に、ライセンスサーバーのバージョンをアップグレードする必要があります。そうでなければ、製品がライセンスをつかめず、実行に失敗するでしょう。

ライセンスサーバーをアップグレードするには、Linuxプラットフォーム用の最新のCadence Lic + Config_Utilsリリース(LCU04.30.000以降)をダウンロードしてインストールする必要があります。このバージョンは、FlexNetバージョン11.16.4.0とインテグレーションされており、Cadence Downloadsページ (Lic+Config_Utils).からダウンロードが可能です。

現在使用しているライセンスサーバーのバージョンを確認するには、ライセンスサーバーがインストールされているマシンの端末で次のコマンドを実行します:

  • lmgrd -v
  • cdslmd -v

Linuxにライセンスサーバーをインストールして構成する方法については、Cadence Sigrity and Systems Analysis 2021.1 Release Installation Guide、Installing and Configuring License Manager on Linux Systemsの章を参照してください。

Systems Analysis 2021.1

Clarity 3D Solver

  • 遠方界処理の機能改良: 遠方界処理のパフォーマンスが大幅に向上しました。 これにより、大規模設計における結果のロードと表示が従来よりもはるかに高速に処理できます。
  • ジオメトリを修復する新たなオプションの追加: Clarity 3D Workbenchは、デザインのインポート時に取り込まれたジオメトリの不良面に対して削除や修復を可能にするいくつかの新しいオプションの提供を開始しました。
  • 新たな境界条件サポートの追加: Clarity 3D Workbenchに、インピーダンス境界とRLC境界の2つの新しい境界条件が追加されました。インピーダンス境界条件は抵抗面をモデル化するために使用され、RLC境界条件は集中抵抗、インダクター、およびコンデンサーをモデル化するために使用されます。
  • 事前検証機能の改良: シミュレーション前の検証は、Clarity 3DWorkbenchとClarity3DLayoutの両方で強化されています。両方のツールでシミュレーション前の検証中に広範なチェックを実行するようになったため、ほとんどのエラーをシミュレーション実行の前に検出し、解決することができます。
  • アダプティブメッシュ細分化ステージの改善: アダプティブメッシュ細分化ステージでメッシュ細分化の優先度とメッシュ品質が改善されたことにより、より安定した収束傾向、ならびに、より信頼性の高い最終メッシュを得ることができます。

詳細については、Cadence Support Portal (COS)に公開されているClarity 3D Layout User Guide ならびに Clarity 3D Workbench User Guide をご参照ください。

新機能 Clarity 3D Transient Solver の導入

新しい有限差分時間領域(FDTD)ソルバーであるClarity 3D Transient Solverがリリースされました。これにより、複数の周波数で複数の実行が必要な他の周波数ドメインのソルバーと比較して、1回のシミュレーション実行で広い周波数帯域の結果を取得することが可能となります。

詳細については、Cadence Support Portal (COS)に公開されている Clarity 3D Transient Solver User Guide をご参照ください。

Celsius Thermal Solver

  • オブジェクト毎に異なる初期条件の定義: 3D構造のためのCelsius Solid Objects Simulation、ならびにCelsius Fluid Flow Simulationモジュールでは、プロジェクト全体に均一な初期(周囲)温度を指定する代わりに、デザイン内の異なるオブジェクト毎に異なる初期温度値を指定できるようになりました。このようなオブジェクトは、解析中、プロジェクトのその他の部分で使用される周囲温度ではなく、指定された温度値で初期化されます。
  • 材料ライブラリでの非線形材料特性のサポート: Celsiusでは、材料への非線形特性の定義、例えば粘塑性、疲労、破損などの特性定義が行えるようになりました。これは、非線形の応力-ひずみの関係を持つ材料を使用する場合に、設計の構造応答を研究するのに役立ちます。
  • 境界条件としての構造負荷の定義: Celsius Solid Objects Simulation for 3D Structures moduleモジュールで、節点負荷と表面負荷を境界条件として指定することにより、設計の構造負荷解析を実行できるようになりました。これは、材料の変形に対するさまざまな負荷の影響と、シミュレーションへの影響を調査するのに役立ちます。
  • 時間依存の周辺温度定義のサポート: Celsius Fluid Flow Simulationモジュールの過渡解析では、シミュレーション全体で一定の周辺温度を定義する代わりに、時間依存の周辺温度を定義できるようになりました。このオプションは、周辺温度が時間とともに変化する可能性があるシナリオのモデル化に役立ちます。
  • 時間依存のフローレートとフロー温度のサポート: Celsius Fluid Flow Simulationモジュールで、シャーシ壁の開口部における時間依存のフローレートとフロー温度を定義できるようになりました。これは、開口部の流入フローレートや温度が時間とともに変化する可能性がある、より現実的なシナリオをモデル化するのに役立ちます。
  • Celsius Fluid Flow Simulationでの2Dおよび3Dプローブのサポート: モジュールに2Dおよび3Dプローブを追加して、2Dおよび3Dプローブデータを収集できるようになりました。 3Dプローブは、最高、最低、および平均温度データを収集し、2Dプローブは、平均温度入力、平均温度出力、および正味流量データを収集します。シミュレーションの実行後、プロービングデータを使用して結果を分析できます。
  • 結果データのフィルタリング、並べ替え、およびエクスポート: Celsius は、シミュレーションの実行後にResults Reportsタブに表示される解析結果を絞り込むためのフィルターをサポートしています。上下の矢印を使用して解析結果を並べ替えることもできます。Resultsテーブルに表示される解析結果は、コピー(Ctrl+C) およびペースト (Ctrl+V)オプションを使用して、MicrosoftExcelなどの他のアプリケーションにエクスポートできます。
  • 後処理に関する機能強化: 解析結果をCelsius Thermal Solveインターフェイス内で後処理できるようになりました。 Celsiusを使用すると、解析結果をレイアウトペイン内の新しいParaViewインスタンスにプロットできます。この機能は、Celsius Solid Objects Simulation for 3D Structures 及び Celsius Fluid Flow Simulationモジュールの両方に設けられたField-Plotオプションを介して利用することができます。

詳細については、Cadence Support Portal (COS)に公開されている Celsius Thermal Solver User Guide をご参照ください。

統合された新しいGUI プラットフォームの導入

統合された新しいGUIプラットフォームが、Clarity 3D Workbench、Celsius Thermal Solver、およびClarity 3D Transient Solverツールで利用できるようになりました。これらのツールへのアクセスが一つのGUIから行えます。また、あるツールから別のツールへの切り替えも、ツールを個別に開くことなく簡単に行えます。

Sigrity 2021.1

SystemSI の新しいユーザーインターフェースへの移行

SystemSIは新しいユーザーインターフェースに移行されました。 SystemSIの広範な機能を引き続き使用するには、以下の2つのリリースの最新バージョンをhttps://downloads.cadence.comからインストールしてください:

  • OrCAD/Allegro 17.4 (SPB174) HotFix
  • SIGRITY/SYSANLS 2021.1

Windowsで新しいSystemSIをオープンするには、スタートメニューにあるCadence System Analysisフォルダから起動を行ってください。

新しい SPEEDEM ツールの導入

SPEED2000は、SPEEDEMになります。SPEEDEMでは、クロスハッチプレーンやマルチゾーンスタックアップを含むリジッドフレックスデザイン、機能改良されたタイムドメインエンジンパフォーマンス、ならびにERCモジュール化がサポートされています。

詳細については、Cadence Support Portal (COS)に公開されている SPEEDEM User Guide をご参照ください。

Sigrity Suite からLayout Workbenchへのリネーム

Sigrity Suite はLayout Workbenchという名称になります。このリリースでは、Layout Workbenchに以下のツールが追加されました:

  • Celsius Layout
  • OptimizePI
  • PowerDC

Note: Clarity 3D Layout、 PowerSI、 XtractIM は既にLayout Workbenchに含まれています。

すべてのLayout Workbenchツールは、視覚に新鮮に映る新しいダークテーマのインターフェイスで提供されるようになりました。ライトテーマの方を好まれる場合は、Optionフォーム内のThemesタブから変更できます。

詳細については、Cadence Support Portal (COS)に公開されている Layout Workbench User Guide をご参照ください。

 Sigrity Release Team

sigrity_rmt@cadence.com に質問やフィードバックをご送付ください。

今回の情報のようなSIGRITY/SYSANLSのリリース・アナウンスやその他Sigrityに関連する情報をメールで直接受け取るには、このページの上部にあるSubscriptionsフィールドにemail IDを入力し、SUBSCRIBE NOWをクリックします。

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: SigrityReleaseTeam

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版はこちらより

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