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Sigrity and Systems Analysis
Celsius Thermal Solver
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Clarity 3D Solver

Sigrity / Systems Analysis 2021.1 HF3リリース(2021年9月) - 新機能ハイライト

7 Nov 2021 • 2 minute read

Sigrity & Systems Analysis (SIGRITY/SYSANLS) 2021.1 HF3リリースが Cadence Downloads サイトからダウンロード可能となりました。2021.1 HF3リリースで改修された項目は、インストールフォルダに含まれているREADME.txtをご参照ください。

 

SIGRITY/SYSANLS 2021.1 HF3

SIGRITY/SYSANLS 2021.1 HF3リリースの主要なアップデート内容をいくつかリストしました。:

注意: このリリースに含まれる全ての新機能・改善機能に関するより詳しい情報は、

What's New in Sigrity and Systems Analysis 2021.1 HF3 (Japanese, 日本語) をご参照ください。

 

Systems Analysis 2021.1 HF3

Clarity 3D Solver

  • 新メッシュ生成アルゴリズムの導入:
    このリリースからClarity 3D Layout と Clarity 3D Workbench に新しい大規模分散メッシュ生成アルゴリズム XMesh が導入されております。XMeshは、初期メッシュ生成時に適用される領域分割技術で、パフォーマンスが大幅に改善する効果があります。
  • Clarity 3D LayoutからClarity 3D Workbenchを起動する機能の追加:
    このリリースから Launch Clarity3DWorkbench の新しいオプションが Clarity 3D Layout の Toolsメニューに追加されており、Clarity 3D Layout から直接 Clarity 3D Workbench を起動することができます。複数の Clarity 3D Layout データベースをClarity 3D Workbench内の構造と合体させる場合に便利なオプションになります。
  • Basis Function Orderオプションの追加:
    このリリースから Clarity 3D Layout と Clarity 3D Workbench の両方のBasis Function Order オプションに新しくMIXED FSが追加されております。このオプションを選択すると、Clarity 3D Layout とClarity 3D Workbenchでは、周波数スイープのステージで基底関数ZEROとFIRST Orderを一緒に使用し、FIRST Orderと同等精度を確保したまま、メモリー消費量を削減する効果があります。
  • Clarity 3D Spatialモードワークフローの改善:
    このリリースからClarity 3D Layout と Clarity 3D Workbench の Spatial モード・フローは、入力したパルス/PWL励振源の影響が含まれる近傍や遠方界結果の出力へと改善されております。パルス/PWL 信号用に生成されたスペクトラム・コンテンツは離散周波数スイープを使用して解析され、これらの周波数ポイントでフィールドとメッシュは保存されます。
  • バックドリル機能の改善:
    このリリースでは、Clarity 3D Layout のバックドリル機能が改善されました。以前は、バックドリル情報をもつデザインを Clarity 3D Layout にインポートすると、元のビア/レイアウト情報は変換中に失われ、この情報を戻す方法がありませんでした。このリリースから Options ダイアログ・ボックの Translation タブに Create backdrill hole by design の新しいオプションが追加されており、このオプションを無効にすることで変換中のビア・セグメントは保持されます。また、Backdrill Editingダイアログ・ボックスも同様にバックドリル・パラメータが変更されたときに、バックドリル/ビアのダイアグラムを動的に更新するように改善されております。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されているClarity 3D Layout User Guide ならびに Clarity 3D Workbench User Guide をご参照ください。

 Celsius Thermal Solver

  • 液体冷却のサポート:
    このリリースから Fluid Flow Simulation モジュールで冷却板、ポンプ、注入口、 排水口を使用した液体冷却システムの設定が可能となっております。液体冷却システムは、冷却材 が冷却板とポンプ・システムを流れることで熱源から熱を放散する閉ループ・システムです。 液体冷却では、液体の高い比熱容量、密度、熱伝導率により、空冷よりも高い冷却効率が得られます。
  • 液体マテリアル・ライブラリのサポート:
    このリリースからFluid Flow Simulation モジュールに液体冷却向けの液体マテリアルを割り当て使用できるライブラリが追加されております。このライブラリの中から液体マテリアル1つを選択や必要なマテリアル特性を定義し独自のマテリアルをライブラリに追加することができます。
  • 境界条件と材料特性のパラメータ化:
    このリリースから境界条件と材料特性のスイープ・パラメータ設定が可能となります。これにより、異なるテスト値を使用してデザインを複数回シミュレーションすることなく、与えられた境界条件や材料特性値の範囲に対するデザイン性能を調査することが可能です。パラメータ化をサポートする境界条件は、Static Power とTemperature, Heat Transfer Coefficient (HTC), とVRM/Sink パッチになります。
  • リーク検出チェック:
    このリリースからCelsius Fluid Flow Simulation において、密閉された体積をもつフロー・デザインのリーク検出チェックが可能となっております。これらのチェックにより、流体の損失を生じる可能性のある密閉された形状の穴や隙間を特定できます。
  • Duration のSink電流源の改善:
    このリリースから Solid Objects Simulation for Layered Structures モジュールにおいて、Sink部品の時間依存電流を指定する際、過渡解析の Duration の入力として電流マッピング・ファイルが使用できます。さらに、不均一な電流の場合でもマッピング・ファイルを使用して電流値を入力できます。
  • グリッド・ベースの熱解析のサポート:
    このリリースからSolid Objects for Layered Simulation モジュールにおいて、グリッド・ベースの熱モードが有効の際、指定したグリッドサイズのプレーン温度結果を観測できます。またPlane Temperature Resultsウィンドウには、Layer Name, Grid ID、Metal Area(mm)、Maximum Temperature (C)、Actual Temperature (C、Grid Hotspot Coordinates(mm)とRatioが表示されます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Celsius Thermal Solver User Guide をご参照ください。

Sigrity 2021.1 HF3

Sigrity PowerDC

  • 複数プロファイルのバンプ/ソルダーボールのサポート: 
    このリリースからPowerDCは、単一コンポーネント向けに複数のバンプ/ソルダーボールの使用をサポートしております。同じICコンポーネントに対して異なるサイズのバンプ/ソルダーボールを定義できます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている PowerDC User Guide をご参照ください。

Sigrity SPEEDEM 

  • GUIの変更(Layout Workbenchへ追加):
    このリリースからLayout Workbench内にSPEEDEMが追加され、ユーザーインターフェースのルック&フィールが変更となります。(デフォルトは、ダーク・テーマを使用)
  • SPEEDEM Generatorへのポストプロセッシング統合:
    このリリースからSPEEDEM Generator(SPDGEN)は、解析とポストプロセッシングの両機能をサポートします。SPEEDEM Generator側で時間領域解析や2D/3D結果の表示や比較等が行えます。これらは、SPEEDEM Simulator (SPDSIM)でサポートされていたの機能になります。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている SPEEDEM User Guide をご参照ください。

Sigrity Translators

  • OASISファイルの SPDファイル変換サポート: 
    このリリースから新しいトランスレータOasis2Spd  が追加されます。OASIS ファイル(拡張子.oasis)を SPD ファイル(拡張子.spd)へ変換することができます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Translators User Guide をご参照ください。

Sigrity XcitePI

  • Partial Lump機能のサポート:
    このリリースから以下のPartial Lump機能(Sパラメータファイル生成時のLocal Referenceポート設定)がサポートされます。:
    • DIE IO とインターポーザのモデル抽出
    • Pin-Based とNet-Basedモデル抽出
    • 出力されたS-parameter とBBS モデルの縮退
    • Partial LumpされたS-Parameterモデルの生成

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている XcitePI User Guide をご参照ください。

Sigrity XtractIM

  • リターンパスの設定:
    このリリースからElectrical Performance Assessmentモードにおいて、Power - Ground Analysis向けにリターン・パス(有効なグランド・ネット)を選択することで、特定 RL 値を得ることができます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている XtractIM User Guide をご参照ください。

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: SigrityReleaseTeam

Translator: Takuya Moriya

このブログの英語版は こちら より