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Community PCB解析/ICパッケージ解析 Sigrity / Systems Analysis 2022.1 HF2リリース (2022年8月) - 新…

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Sigrity / Systems Analysis 2022.1 HF2リリース (2022年8月) - 新機能ハイライト

8 Sep 2022 • 3 minute read

Sigrity & Systems Analysis (SIGRITY/SYSANLS) 2022.1 HF2リリースが Cadence Downloads サイトからダウンロード可能となりました。このリリースで改修されたCCR項目については、インストールフォルダに含まれているREADME.txtをご参照ください。

SIGRITY/SYSANLS 2022.1 HF2

SIGRITY/SYSANLS 2022.1 HF2リリースの主要なアップデート内容をいくつかリストしました。このリリースに含まれる全ての新機能・改善機能に関するより詳しい情報は、 What's New in Cadence Sigrity and Systems Analysis 2022.1 HF2 (Japanese, 日本語) をご参照ください。

お知らせ : Allegro CanvasからPowerSI/Clarityエンジンによる自動抽出をサポート

OrCAD® and Allegro® 17.4-2019 QIR4リリースのSigrity Auroraには、新しいワークフローが追加されています。これにより、大幅に簡単化かつ自動化されたインターコネクト・モデル抽出(interconnect model extraction、IME)が可能です。この新しいワークフローを促進するためにSigrity and Systems Analysis 2022.1では、PowerSIとClarity エンジンの機能が拡張されています。

Sigrity Aurora IIやSigrity PowerSI II、Clarity 3D Solverを実行するためのライセンスを購入しているWindows ユーザーがこの統合を利用するには、次の2 つのリリースが一緒にインストールされている必要があります。

  • OrCAD® and Allegro® 17.4-2019 QIR4 [HF28 March 2022]
  • Sigrity and Systems Analysis 2022.1 ベース・リリース
     

Systems Analysis 2022.1 HF2

Celsius Thermal Solver

  • Material Manager 機能のエンハンスメント: Celsius Solid Objects Simulation for Layered StructuresモジュールのMaterial Manager に以下のオプションが追加され、使い易さが向上されています。
    • Replace All from Library: デザイン内のマテリアルをMaterial Library内の一致するマテリアルへ上書きします。
    • Filter by Name and Filter by Property: デザイン内もしくはMaterial Library内のマテリアルを指定された名前やプロパティでフィルタリングします。マテリアルのプロパティでフィルタリングする場合、特定のマテリアルを検索結果に含めることや除外することも可能です。
    • Clone: 既存マテリアルのコピーを作成します。

  • アダプティブ・タイムステップのサポート:このリリースでは、Celsius Solid Objects Simulation for Layered StructuresおよびCelsius Solid Objects Simulation for 3D Structuresのタイムステップ条件としてアダプティブ・タイムステップが使用できるようになりました。アダプティブ・タイムステップを使用すると、電力の勾配が変化するたびに、ツールは自動的に追加のタイムステップ(通常は既存のタイム・ステップ・サイズの10%)を与えます。これにより、すべての電力の変化をとらえることができるより細かいタイムステップとなり、収束性と精度の向上が得られます。

  • 不均一なタイムステップ(Non-Uniform Time Step) 条件: このリリースでは、Celsius Solid Objects Simulation for Layered StructuresおよびCelsius Solid Objects Simulation for 3D Structuresにて、時間進行の条件として、均一ではないタイプ・ステップを指定できるようになりました。均一ではないタイプ・ステップを使用する場合には、シミュレーション時間の全体を小さなチャンクに分割し、チャンクごとに異なる時間間隔を指定できます。より細かい時間間隔を指定して急速に電力の変化を捉え、ほとんど電力が変化しないと予想される場合には、より長い時間間隔を指定するこが考えられます。
    外部ソースからの波形プロットのインポート:

  • 外部ソースからの波形プロットのインポート: このリリースでは、Celsius Solid Objects Simulation for Layered Structuresモジュールにて外部ソースからの波形プロットやシミュレーションデータを波形表示ウィンドウにインポートできるようになりました。インポートされた波形プロットは、実験データの比較等で利用できます。インポートされた波形プロットは.csv 形式で、Celsiusの波形プロットの同じデータタイプで記述する必要があります。
  • CFD向けSimplified Modelのエンハンスメント: Celsius Solid Objects Simulation for Layered Structuresでは、CFDモデル向けのSimplifiedモデルファイル作成時にソルダーボール、ソルダーバンプ、ワイヤボンド層の正確なモデルをSimplifiedモデルファイルにコピーできるようになりました。
  • 電力スケール係数の新オプション: このリリースでは、Celsius Solid Objects Simulation for Layered Structuresモジュールで電力消費の設定時に、Power Scale Factorの項目で電力スケール係数を指定できるようになりました。電力スケール係数は、電力マップファイルで指定されている電力と実際の電力の比率です。例えば、電力マップファイルで10Wの電力が指定され、スケール係数に0.9 が与えられている場合、実際の電力は9Wとなります。
  • ポストプロセッシング機能のエンハンスメント: フィールド・プロット表示機能の向上と改善として、Celsius Solid Objects Simulation for 3D StructuresおよびCelsius Fluid Flow Simulationに新しいGUIが追加されました。新しいGUIを使用して、3Dオブジェクト上のスライス、ライン、ポイントのプロット、反りの変位の表示、異なる時間ステップの位置における結果のプロットなどの操作が可能となりました。さらにCelsius Fluid Flow Simulationモジュールでは、Streamlineオプションを使用して、流速の軌道を表示できます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Celsius Thermal Solver User Guide をご参照ください。

Clarity 3D Solver

  • 暗号化コンポーネントモデルのサポート: Clarity 3D Solver は、コンポーネントの暗号化をサポートするようになりました。これにより、ベンダー企業はコンポーネント (3D Capacitor、3D Inductor、3D Connector、市販のアンテナなど) を共有する際に IP を保護して、デザイン内部の詳細を隠すことができます。同時に、顧客はこれらのコンポーネントを使用して 3DEMシミュレーションを実行できます。

詳細については、ブログ記事  JAE 日本航空電子工業がClarity 3Dソルバー向けIPプロテクトモデルの提供を開始! をご参照ください。

Sigrity 2022.1 HF2

Broadband SPICE

  • Broadband SPICEがLayout Workbenchへ統合: このリリースでは、Broadband SPICEがLayout Workbenchに追加され、ユーザーインターフェースの表示が変更されました。デフォルト設定では、Broadband SPICEはダーク・アプリケーションテーマを使用します。

  • Helpメニューのアップデート: Broadband SPICEのHelpメニューが改善され、他のLayout Workbenchツールと統一化されております。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている Broadband SPICE User Guide をご参照ください。

PowerDC

  • 合計電流の%による指定: Sinkウィザードで異なる電流値を指定する際、電流をパーセンテージ(%)で指定できるようになりました。この機能は、電流を各ノードに均等に分配させるときに便利です。

  • 有効ネットのみのPowerTree 抽出: Net Manager で有効となっている電源ネットのみのPowerTree抽出が可能となりました。電源ネットから枝分かれしている無効なネットは考慮されません。

  • 詳細な電流サマリーの出力t: このリリースから、パッケージとPCB がマージされた部分のインスタンスについて、BGA パッドに対して各ネットの詳細な電流サマリーを別シートに出力できるようになりました。

  • 距離による検索: Search Distanceオプションを使用して、この検索距離(半径)内のすべてのグランドネットのピンを回路内の各信号や電源ネットのマイナス端子としてグループ化できます。このオプションは、Sink やVRM を定義するときに利用できます。

  • SPDファイル設定の再利用 : このリリースから、ある.spd ファイルから別の.spd にPowerDCの設定を再利用できるようになりました。これには、VRM/SINK/Discrete/DC-DCなどの設定が含まれます。SPDファイルを既存のレイアウトファイルにロードすることで、設定をコピーできます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている PowerDC User Guide をご参照ください。

T2B

  • T2BがLayout Workbenchへ統合: このリリースでは、T2BがLayout Workbenchに追加され、ユーザーインターフェースの表示が変更されました。デフォルト設定では、T2Bはダーク・アプリケーションテーマを使用します。
  • Helpメニューのアップデート: T2BのHelpメニューが改善され、他のLayout Workbenchツールと統一化されております。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている T2B Quick Reference Guide をご参照ください。

XtractIM

  • ネット毎のリターンパス設定オプション: Electrical Performance Assessment では、個々のネットのPower-Ground 解析のリターンパスを選択できるようになりました。有効化されたすべての電源ネットとグランドネットは、各ネットのReturn Netドロップダウンメニューで使用できます。
  • 複数ダイ向けPLOCマッチングのサポートPLOC Matching Support for Multiple Dies: Pin-based Model Extractionでは、マルチ・ダイ回路の各コンポーネントにDie Instance名をアサインできるようになりました。これは、チップに属するコンポーネントの識別に利用でき、デフォルトでは、Die Instance名にはRefDesの名前が設定されています。出力されるSPICE Modelでは、各RefDesコンポーネントの.cktノードとPLOCノード間のノード・マッピングが確認できます。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている XtractIM User Guide をご参照ください。

XcitePI

  • MCP接続タイプの定義: このリリースでは、各層のMCP接続タイプをDIEもしくはPKGとして定義できるようになりました。MCP接続タイプを定義するには、SPICE NETLISTフォームの層に対応するMCP Connection Type列のエントリーをクリックします。

詳細については、Cadence Support Portal に公開されている XcitePI User Guide をご参照ください。

 

Sigrity Release Team

 

  sigrity_rmt@cadence.com に質問やフィードバックをご送付ください。

 

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Author: SigrityReleaseTeam

Translator: Takuya Moriya

このブログの英語版は こちら より


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