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Adams 2026.1: 製品開発を加速するシミュレーション環境の進化

23 Aug 2026 • Less than one minute read

Adamsは、マルチボディダイナミクス(MBD)分野で高い信頼を得ている機構解析ソフトウェアとして、長年にわたり進化を続け、エンジニアが複雑な挙動を理解し、開発効率を向上させ、技術課題を着実に解決できるよう支援してきました。
Adams 2026.1では、モデリングおよびポスト処理におけるUI/UXの大幅な改良、ソルバー設定の自動探索(Solver Settings Tuner)、接触面に分布する弾性体ノード数を考慮した接触力計算、そしてUbuntu OS環境でのGUI対応により、モデル作成から結果分析までのシミュレーション全体のワークフローを改善しました。設計がより複雑化する一方で、開発期間の短縮が求められる状況において、エンジニアがソフトウェアの操作や設定ではなく設計開発に関する意思決定に集中し、新しいアイデアをより迅速に製品開発へと結び付けられるよう、Adams 2026.1の機能強化は、開発工程のさまざまな作業を加速します。

 

Adams ViewおよびAdams CarにおけるUI/UXの効率化
Adams ViewおよびAdams Carでは、日常的なモデリング作業を効率化し、より直感的な操作を実現するため、画面右上のインターフェース検索(Search the Interface)にキーワードを入力すると、該当するメニュー、ボタン、ツールバー、リボンコマンド、ダイアログなどの機能を検索できるようになりました。さらに、「Model Browser」に加えて「Database Navigator」を画面右側に、「Command Window」および「Message Window」を画面下部にドッキングできるようになり、作業環境のレイアウトを柔軟に構成できるようになりました。Adams Carでは、繰り返し作業を削減し、エンジニアが直面する課題に集中できるよう、車両データベース(CDB)を開いた際に不足しているMajor RoleやMinor Roleを自動検出して追加できるようになり、その内容をAdams Car Preferencesダイアログで確認できるようになりました。また、Adams DrivelineおよびAdams Car Ride固有のコマンドがあらかじめAdams Carのメニューに統合され、車両シミュレーションの実行時にはイベントファイル(*.evt)が自動保存されるようになりました。

 

解析結果を用いた分析機能の向上
モデリング環境と同様に、Adams PostProcessor環境も再構築され、結果分析のための作業を効率化しました。まず、「Solver Settingsダイアログ」と同様に、「PPT Preferences」にてアニメーション関連およびプロット関連の設定の外部保存および読み込みが可能になりました。次に、Adams Vibrationの信号処理およびプロット作成機能を拡張し、「Signal Processingダイアログ」内でPSD(Power Spectral Density)、Auto Spectrum、Cross Spectral Power、Cross Spectral Density(CSD)、Coherence、Transfer Function(Bode)、ODS(Operating Deflection Shape)、FFTを切り替えて実行できるようになりました。また、GPUを用いて解析結果の読み込み処理を高速化したことにより、Adams Durabilityにおける節点応力および節点ひずみのリカバリー計算も、一般的なケースで2~4倍、特定のケースでは最大42倍の高速化を実現しています。さらに、先行機能を有効にするための環境変数を設定してからAdamsを起動すると、アニメーション作成時に「Load Animation+」が選択できるようになります。この「Animation+」は物理ベースレンダリング(PBR)エンジンを搭載しているため、「金属光沢マテリアル」、「環境光レンダリング」、「断面表示」、「展開表示」などに対応し、フォトリアリスティックなアニメーションの生成が可能になりました。

 

ソルバー設定の自動探索
Adams Solverに対してこれまでユーザーがソルバー設定を個別に調整していましたが、モデルごとに適したソルバー設定を自動探索するための「Solver Settings Tuner」メニューおよびダイアログが追加されました。「Solver Settings Tuner」ダイアログから、DOEを用いてさまざまなソルバー設定を連続実行し、精度最大、時間最小、あるいは両者のバランスを考慮した最適設定を自動で探索できるようになりました。さらに、Excelシートに詳細な探索結果を保存して、解析時間や相対誤差などの指標の比較ができるようになりました。

 

弾性体ノード数を考慮した接触力
Adams SolverおよびAdams Viewの弾性体接触では、接触面に分布する弾性体ノード数を考慮した接触力および摩擦力の計算が行えるようになりました。
接触タイプに「弾性体と弾性体」または「弾性体とソリッド」を選択し、法線力に「接触力(Impact Force)」を指定すると、接触面のノード数を考慮するための「剛性緩和」と「減衰緩和」のパラメータが表示されます。
さらに、材料特性や形状に基づいた接触パラメータの選定に関するガイダンスも強化され、本機能はすべての摩擦モデルに対応したImpactベースの3次元弾性体-剛体接触および弾性体-弾性体接触をサポートします。
これら2つのパラメータにより、接触面に発生する接触力および摩擦力が複数のノードへ分散されるため、接触を伴う機構解析の安定性が向上します。

 

Linux環境でのGUI対応
エンジニアリング分野では、WindowsだけでなくUbuntu OSの利用も広がっています。これまでのAdamsでは、SolverのみがUbuntu環境に対応していましたが、Adams 2026.1ではUbuntu OS上でGUIをネイティブに起動できるようになり、モデル作成から解析実行、結果分析までを単一のLinux環境上で実施できるようになりました。これにより、企業内で運用されているLinuxベースのコンピューティング環境へ、Adamsをより容易に導入・展開できるようになりました。

 

Adams 2026.1をぜひ体験してください!
Adams 2026.1では、モデリング環境やポスト処理環境のための新しいUI/UXから、ソルバー設定の自動探索、弾性体ノード数を考慮した接触力、Ubuntu環境でのGUI実行などを新たに搭載することにより、エンジニアの開発効率を向上させ、製品開発を促進し、技術課題を着実に解決できるよう支援していきます。Adams 2026.1をダウンロードし、マルチボディダイナミクスシミュレーションの最新機能をぜひご体験ください。本リリースの詳細については、SimCompanionをご覧ください。インストールプログラム、機能演習資料、およびリリースガイドは、Software Download Centerからダウンロードできます。

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