ケイデンス、AI設計向け検証IPポートフォリオを強化する新VIP10種を発表

4 Dec 2025 • Less than one minute read

ケイデンスは、AIベースの設計に最適化された最新インターフェース向けに、10種類の新しい検証IP（Verification IP：VIP）を発表しました。今回発表されたVIPは、Ultra Accelerator Link（UALink）、Ultra Ethernet（UEC）、LPDDR6、UCIe 3.0、AMBA CHI-H、Embedded USB v2（eUSB2）、UniPro 3.0などのインターフェースに対応しています。このVIPを活用することで、最新の業界基準に準拠した高品質な設計検証をスピーディに行えるようになります。

ケイデンスのVIPは世界中のお客様に支持されており、このVIPの活用により、複雑なプロトコルにも対応した包括的な検証ソリューションをご利用いただけます。UVM SystemVerilogテストスイートも付属しており、検証の立ち上げ期間を短縮し、初期段階からバグを検出できるようになります。

ケイデンスのCorporate VPであるZiyad Hannaは、「AI市場の急速な進化によって、より高い帯域幅、より少ない消費電力が求められており、新たなインターフェースが必要とされています」と述べています。「弊社では、AI向けの次世代SoC実現に向けて、検証IPおよびツールの提供に力を注いでいます。」

各VIPの詳細は、以下の製品ページをご覧ください。

新発表のVIPは、ケイデンスの広範なフルフローの一部として提供されます。この検証フローには、Palladium Z3 emulation、Protium X3 prototyping、Xcelium simulation、Jasper Formal Verification Platform、Helium Virtual and Hybrid Studio、Verisium AI-Driven Verification Platformなどが含まれています。ケイデンスの検証フローは、圧倒的な効率で検証を実現し、より多くのバグを早期に発見できるのが特長です。さらに、検証にかかるコストや作業時間も最小限に抑えることができます。

ケイデンスのVIPポートフォリオに関する詳細は、こちらをご覧ください。