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Virtuosity: Voltus-Fiの最小抵抗パスに沿って移動する

27 Jan 2021 • Less than one minute read

 ここに、私たちがおそらく考えたこともないような思考のラインがあります: 私たちは川のようなものです。私たちは抵抗の少ない道を選んで人生を歩んでいます。私たちは皆そうします―すべての人間とすべての自然。私たちは生活の中で簡単な方法をとる傾向があります―その行動と選択において。私たちは、より良い、より簡単な、より幸せな生活につながる方法を常に模索しています。そして、これは私たちの仕事や職場にも当てはまります。その方法を見てみましょう。

設計技術者として、パワー・プランニングのずっと前に、デザインのデバイスの最小抵抗パスを発見しておけば、人生が楽になると思いませんか?このような先見性があれば、設計フローの後期に潜在的な問題を回避することができると思いませんか?この意見に賛同し、そのような経験をしたいとお考えの方は、ケイデンスのパワー・インテグリティ・ツールVoltus-Fi Custom Power Integrity Solutionのleast-resistive path (LRP) analysis機能をお試しになることをお勧めします。これは長年のツールの特徴ですが、その驚くべきメリットは改めて言及する価値があります。

なぜ最小抵抗パスを選択するのか

パワー・インテグリティは、システム・オン・チップ (SoC) 設計を成功させるために不可欠です。過度の電圧降下 (IR) とグラウンド・バウンスは、タイミングの問題を引き起こす可能性があります。また、過大な電流はエレクトロマイグレーションや関連する熱の影響を引き起こし、チップの故障につながる可能性があります。堅実なパワー・インテグリティのプランニングと解析は、これらの問題を防ぐのに役立ち、間違いなく、できるだけ早く始めることが最善の提案です。LRP解析は、デザイン内のすべてのインスタンスを評価するための有用な出発点を提供します。フローの中で後から問題が発生するであろう、パワー・グリッドに弱く接続されたデバイスを特定するのに役立ちます。選択されたインスタンスとその電圧源との間の電流パスをハイライトし、最小抵抗パスに沿ってワーストのIR違反を表示します。そのため、フローの非常に早い段階で違反を修正することができます。

まだ使ったことがない方は、この機能を使い始めた方が良いと思う理由がたくさんあります。

  • 早期のLRP解析機能により、サインオフ段階前のパワー・グリッドの堅牢性が向上します。また、時間を節約し、デザインの性能と効率を向上させることができます。
  • LRP解析のユースモデルは、レイアウト上で選択するか、Annotation Browser上で違反マーカーを選択することで、デザイン内の任意のインスタンスやノードの最小抵抗パスを柔軟にプロットできるように設計されています。

LRP解析の仕組み

Voltus-Fi Custom Power Integrity SolutionのLRP解析は、以下の2つの方法で実行できます:

  • IR/EM ResultsフォームのLRP Browserタブを使用して、LRPプロットを表示したいネット、レイヤー、およびインスタンスを指定します。
  • 2つのバッチ・コマンドを使用します: load_ir_results (IRドロップ解析結果を読み込む) および print_rlrp_report (最小抵抗パスの抵抗またはRLRP解析のレポートをプリント)

次の図は、GUIモードでLRP解析を実行する方法を示しています。

LRPプロットは、最小抵抗パスに沿って、インスタンス・ピンとその電圧源間の総抵抗を計算します。インスタンスがパワー・グリッドに接続する複数のパワー・ピンを持つ場合、LRPプロットは、抵抗値がワーストの (最大の) ピンを使用して、インスタンス・ベースのデータをプロットします。長いパスは通常、抵抗値が高く、電圧降下が大きい可能性があることを示しています。したがって、この機能を使用すると、デザイン内のワーストのIRドロップ違反について知ることができます。

下図は、インスタンスのLRPがレイアウト上にどのように表示されるかを示しています。

これで、LRP解析の方法と理由についてご理解いただけたかと思いますので、それを試してみることを強くお勧めします。この機能が、デザインを望み通りのもの―クリーンで違反のないデザインに変えるための最も抵抗の少ない道を見つけるのに役立つことを期待しています。

これに加えて、Voltus-Fi Custom Power Integrity Solutionの別の重要なデバッグ機能、what-ifまたはECO解析を前回のブログ記事でご紹介していますので、そちらも調査することができます。

Happy reading, and stay safe!

- Pallabi Roy 

Translator: Yoko Watanabe

関連リソース

 プロダクト・マニュアル

Voltus-Fi Custom Power Integrity Solution L User Guide

Voltus-Fi Custom Power Integrity Solution XL User Guide

 ビデオ Plotting the Least Resistive Path (LRP)
日本語資料 Flow/SKILL各種資料

Voltus-Fi Custom Power Integrity Solutionに関する詳細は、www.cadence.comをご参照ください。

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