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2024年9月リリース、OrCAD X / Allegro X 24.1 の新機能ハイライト

10 Dec 2024 • 1 minute read

OrCAD X / Allegro X  24.1が Cadence Downloads からダウンロード可能になりました。本ブログでは、このリリースにアクセスするための重要なリンクと、主要な機能変更や新機能についての概要をご紹介します。

  OrCAD X /Allegro X 24.1 (SPB241)

以下、主要な機能変更や新機能のリストとその簡単な概要を、プロダクト毎にご紹介します:

リリースレベルでの変更

  • 新たに、無償の Allegro X System Capture Viewer のご提供が開始されました。Allegro X System Capture Viewer を使用すると、追加のライセンスを必要とすることなく、System Capture デザインを読み取り専用モードで開くことができます。Allegro X System Capture Viewer の利用により、コラボレーションが向上し、デザインの共有がシンプルに行えるようになり、エラーが削減されます。
  • Windows 環境にて、製品ドキュメントの配信メカニズムが変更されました。過去数回のリリースでは、デフォルトの場合、製品ドキュメントとヘルプはインストール階層からではなくオンラインでアクセスされていました。これにより、お客様は常に最新のコンテンツにアクセスできるようになっております。今回のリリースからは、インストール メディアに含まれるドキュメントは一部のみになり、メディア サイズとインストール時間が削減されました。インストールされるドキュメントには、インストールされた製品の新機能ドキュメントと、よく使用されるセットアップ ドキュメントのいくつかが含まれます。
  • インターネット アクセスが制限されている環境でご使用の場合には、独立した別のインストーラを使用して製品ドキュメントをインストールできます。製品ドキュメントのインストールは download.cadence.com で新しくサポートされる Product Documentation を利用して行うことができます。ドキュメントインストーラにより、インストールされた製品の関連ドキュメントが全てセットアップされます。これは、通常はリリースごとに 1 回限りのタスクですが、リリースのコンテンツが更新されたり、新しいホットフィックスが利用可能になったりしたら、その都度繰り返す必要があります。製品ドキュメントは、製品をインストールした後にのみインストールできます。

Allegro X PCB Editor and Allegro X Advanced Package Designer

  • 3DX キャンバスには、多くの新機能が追加されました。一例として、モデル マッパーを使用して 3D モデルをフットプリント(シンボル)やデバイス、メカ部品にマッピングするときに制限無しのデザインサイズを扱えるようになりました。
  • このリリースでは、2 つの新しいコマンド、Frozen Shape Void と Void Adjacent Layer Shapes が導入されました。
    Frozen Shape Void コマンドを使用して、フリーズされたダイナミックシェイプのセクションを選択的に更新することができます。
    隣接レイヤーのオブジェクトの下のシェイプを手動でボイドする必要はなくなりました。新たに追加された Shape - Void Adjacent Layer Shapes コマンドを使用して、キャンバス上のオブジェクトを選択し、Dynamic ShapeまたはStatic Shapeの隣接レイヤーにStatic Shape Voidを生成します。
  • 従来はデフォルトでフィルム レコードの自動生成が行われていましたが、このリリースからは、コンフィギュレーションベースのフィルム カテゴリが用意され、フィルム レコードがよりインテリジェントに生成できるようになりました。このコンフィギュレーションは個々の設計で使用されますが、他の設計でも流用が可能で、一貫した製造結果を確保することできます。
  • 差動ペア配線にいくつかの改良が加えられ、大規模なクリーンアップを行わなくても、初回パスでより良い結果が生成できるようになります。改良が加えられたポイントとして、トレースの遷移、パッドエントリとペア化、および非対称遅延調整があります。また、新しいオプションである Custom Smooth は、遅延調整前に必要だった追加の手動作業を排除し、電気的なタイミング ルールによる配線最適化を実現します。新しいプロパティとユーザー設定変数を設定することにより、No Connect(NC)ネットをStatus ダイアログボックスと未接続ピンレポートで無視できます。
  • 新たに、デイジー チェーンジェネレーターである Route – Daisy Chain Generator が導入されました。これは、パッケージとダイまたはボードとの間の接続にて電気的および物理的な解析を実行し、接続をチェックし、問題のあるピンを特定します。
  • 制約条件管理では次のような改善が行われました。- Cross-Section Editor でのシングルエンドおよび差動ペアに対するインピーダンス要件の直接追加、いくつかの新しいDRC、例えばSIへの影響を最小限に抑えるためのチェック、Root Sum Squared (RSS) の長さの計算、差動ペアが 2 つのビア間で配線される回数のカウントなど。

Allegro X Pulse

  • Pulse は、外部の設計請負業者や製造業者との安全なコラボレーションのために、ゼロトラストネットワークアクセス (”Zero Trust Network Access”, ZTNA) 展開トポロジを備えた Cloud Identity プロキシ サービスを使用するようになりました。このリリースでは、Microsoft Entra ID Application Proxy (旧 Azure Active Directory) がサポートされています。
  • 以下が実現できるようになりました:
    • 管理された部品リストを使用して部品の選択に影響を与えることができます。CSV ファイルを使用してパーツリストを作成し、パーツリストまたはLive BOM に未配置の部品を入力することが可能です。
    • Web ダッシュボードでプロジェクトの添付ファイルのバージョンを管理することができます。添付ファイルをアップロードするときに、コメントとタグを追加できます。これらは説明的なメタデータとして機能し、後でバージョンを簡単に識別できます。
    • プロジェクト分析を使用して、回路図、レイアウト、BOM、カスタム メトリックを追跡することができます。これらの傾向とキュレーションされた視覚化により、ビジネス目標に不可欠な主要なメトリックに焦点を絞ることができます。

OrCAD X Presto

  • 業界標準のフットプリント テンプレートを使用して、IPC 準拠のフットプリントをパラメトリックに生成できるようになりました。
  • Move コマンドが大幅に改良され、エッチのリップアップやスライド、相対位置や絶対位置への移動、ダイナミックHUD(Heads Up Display) の使用、X Y 位置の指定、DFA ガイドの利用、一時的な相対グリッドの提供など、さまざまな新機能が提供されます。
  • Ultra Shadow モードを使用すると、ネットのナビゲートが簡単になり、選択したオブジェクトが他のすべてのオブジェクトよりも目立つようになります。レイヤーの色または割り当てられたネットの色に基づいて、トレースとシェイプをナビゲートできます。

Allegro X System Capture

  • System CaptureでAnalysis Model Manager(AMM)サポートが利用できるようになりました。AMMを使用すると、デフォルトのモデル設定をコントロールしたり、外部のモデルライブラリを管理したり、カスタム モデルを割り当てたり、モデルを作成したりすることができます。
  • コンポーネントとコネクティビティから成るグループを作成するための新しい方法として、Function Overlay(ファンクション・オーバーレイ)が導入されました。オーバーレイに適用されたプロパティは、オーバーレイのすべてのインスタンスのすべてのオブジェクトとネットに適用されます。
  • Design Integrity では、新しいデバイスカテゴリの作成と、強化された Power Topology 構成フローの利用が可能です。また、IC の新しいチェックルールが追加され、インターフェイスデバイスのピンプロパティがサポートされるよう機能拡張されました。
  • Publish for Manufacturing(PFM)でテンプレートを選択すると、その構成された接続がデフォルトで表示されるため、ログインする前でも、どのテンプレートを使用するかを決めることができます。PFMには、設計の整合性を確保し、データ同期の問題を減らし、データの公開を妨げるイベントにフラグを設定するための新しいチェック機能が備わりました。
     

 Sigrity Topology Workbench

  • Sigrity SystemSI の機能強化には、Topology WorkbenchからConstraint Managerに制約条件をバックアノテーションする機能と、LPDDR5X、HBM1、HBM2、HBM3 などの高度なメモリインターフェイスに関する新しいレポートが含まれます。
  • Sigrity SystemPI では、PDN Curves タブからの解析レポートの生成が行えます。また、必要とする IC ブロックでの Window Start と Window End の値を Analysis Options パネルの Simulation Setup タブで指定できます。
  • Celsius Thermal Network ワークフローは、サーマル スロットリングをサポートしています。この機能は 3D モデルよりも高速に実行されるため、反復と意思決定が迅速に行えるようになります。また、Cold Plate Modelブロックを追加して、動的なInlet Temperature (C)とInlet Flow Rate (L/Min)をサポートする1Dコールドプレートモデルをアップロードすることもできます。

PSpice A/D

  • .MEASURE コマンドを利用して過渡解析、AC解析、DC解析の各出力を分析できるようになりました。
  • ビヘイビアダイオードモデルのサポートが追加されます。ビヘイビアダイオードモデルをシミュレートして、回路解析用にダイオードのブレイクダウン動作を分析できます。
  • PSPICE A/Dは、温度係数TTT1およびTTT2、グレーディング係数TM1およびTM2をサポートするようになりました。

OrCAD X Capture CIS

  • 新しいコンポーネントの公開が、まだ作成途中でも行えるようになりました。公開機能は、Components ダイアログボックス内から利用できます。新しいコンポーネントを公開すると、最初に保存され、次にPublishダイアログボックスが表示されます。ここで共有ワークスペースを選択し、コンポーネントを公開します。

 

以上、Cadence OrCAD X / Allegro X  24.1 リリースにおける主な変更点をご紹介しました。

それぞれの製品で実現された新機能や機能強化の詳細については、SPB 24.1の What’s New 日本語 をご参照ください。

サポートされるプラットフォームやその他のリリース互換性情報については、  downloads.cadence.com で入手可能な README.pdf を参照してください。同じファイルはダウンロードしたインストール・メディアの Disk 1 にも含まれています。

また各製品の新機能や機能強化に関する詳細なブログ記事をお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに。

Allegro Release Team

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Author: AllegroReleaseTeam

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版は こちら より

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