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Allegro System Capture
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Allegro System Capture のやり方で設計する

9 Apr 2021 • Less than one minute read

 ロジック設計エンジニアのためのシリーズ

洗練された新しい設計エコシステム、Allegro® System Captureの世界へようこそ。この ASCENT シリーズでは、Allegro System Captureとは何か、 部品登録やデザイン生成などレイアウトファイル作成につながるステップにおける様々な機能やフローをこのアプリケーションの中でどのように利用できるか、を探っていきます。 

何よりもまず、あなたが抱いているかもしれない疑問について...  

なぜAllegro System Capture?

あなたはきっと、業務を実行できるアプリケーションを既に使用していていて、なぜわざわざ新たな学習をしなければならないのか、本当に疑問に思っていることでしょう。一歩引いて、全体像を見てみましょう。

設計は製品開発担当者の頭の中で始まり、システムを説明する基本的なブロックダイアグラムとしてホワイトボードに描かれます。次に、設計者が過去の設計から再利用できるものを探し、回路図が描かれ、部品が社内のライブラリまたはオンラインベンダーのライブラリから特定されます。利用可能な部品が要件と一致しない場合、ライブラリアンは部品を作成または変更するように求められます。次に、設計の整合性を確実にするためのチェックとルールが実行されます。大規模な設計はチームで協力して行います。ライブラリは更新され、新しい部品が利用可能であることを示すフラグが設計者のスクリーンに表示され、あるいは誰かが変更を加えます。お互いに変更の同期を行います。設計全体あるいは使用されている部品についても、色々なバージョン情報が維持されます。異なるコストまたは地域に合わせて仕向け(バリアント)が作成されます。最終的に、論理設計が完了してネットリストに変換され、レイアウトファイルが作成されます。レイアウトデザイナーが登場し、やったー!設計は製造のための準備が整います。

Allegro System Captureは、このすべての中でどこに登場するのか疑問に思われるでしょう。

シンプルで短くお答えしましょう; どこにでも登場する、がその答えです。

説明させてください。これまでは、設計プロセスのそれぞれの段階に特化したツールがありました。締め切りに間に合わせるのに苦労し、すべての設計チェックとルールを調整するだけでなく、それぞれのステップでまったく新しい方法を学ぶ必要があったかもしれません。Allegro System Captureは、これ一つでシステムの作成、部品の作成、回路図の作成など、完全なシステム全体の設計が行える場所なのです。

機能の概要

機能に関して長々としたリストを作成することもできますが、それは今ではなく、今後このブログシリーズで詳しく説明します。ここでは、Allegro System Captureが提供する機能のうち、私が主要と考えるものをいくつか見てみましょう。もしも私ではない誰かに主要機能のリストアップを依頼したら、それはここで挙げたものとは異なる構成になるでしょうし、あなたがピックアップする主要機能もまた別のものになるかもしれません。

 システムレベル設計

アーキテクチャのダイアグラムの作成を担当している方は、System Captureを利用することにより、単なる絵の表現を超えることができます。新しい回路図と既存ボードファイルの再利用を組み合わせてデザインを作成したり、システムのモジュール間でハイレベルの接続定義を行ったりすることもできます。

 設計のコラボレーション

 Allegro System Captureは様々なスケールの設計に対応します。自分で設計のほぼすべてを行う独立した設計者による使用から、大規模なチームによる分散的な使用にまで対応が可能です。同じライブラリの共有はもちろんのこと、同じデザインをチームで共同作業することもできます。

 異なるライブラリフォーマットに応じたデザインのモードとサポート

Allegro System Captureには、ネイティブパーツの作成機能とあわせ、ライブラリ管理機能もあります。ただし、Allegro System Capture専用にすべてのライブラリを構築し直す必要はありません。Allegro® Design Entry HDLやOrCAD® Captureのライブラリパーツもサポートされています。さらに、デザインについても、Allegro Design Entry HDL および OrCAD Captureで作成されたものから移行がサポートされます。

 システムの信頼性チェック

Allegro System Captureには、差動ペアの反転、極性の誤り、プルアップ値の誤りなどのミスを防ぐため、デザインの整合性チェック(Design Integrity)が組み込まれています。デザインの整合性チェックでは、会社のテンプレートや回路規格の適用も可能です。

 高い生産性を実現する設計環境

Allegro System Captureには、操作をより早く習得し、迅速に実行できるようにするための多くの機能があります。たとえば、クイックナビゲーションオプションや信号の接続状況を表示するパネルなどです。Unified Searchでは、ローカルライブラリ、共有ライブラリ、さらには外部パーツベンダーから、利用可能なパーツを検索することができます。NetGroup、PortGroup、あるいは、階層分割シンボルなど、ピン数の多いデバイスの利用に有効な機能も全面的にサポートされています。

以上は、Allegro System Captureが提供する機能と差別化要因のほんの一例です。作業を進めていくと、ただ見た目がモダンになっただけではなく、設計効率を向上させるのに有効な様々なメカニズムが組み込んであることに気付かれることでしょう。

これが次世代の回路図エントリです。そして、このASCENTシリーズでは、利用可能な、ユニークな、あるいは単に楽しくなるような、様々なオプションをご紹介していきます!

この次にくるのは?

更なるAllegro System Captureの詳細と各機能に焦点を当てたブログを、またすぐにお届けします。優先的に取り上げてほしい具体的なことがあれば、pcbbloggers@cadence.comまでご連絡ください。

ブログ情報を定期購読して最新情報を入手しましょう。例えば、設計をもっと早く進めてよりスマートなシステムを作成する方法、デザインとデータの管理方法、パーツの作成方法、レイアウトファイルの操作方法、等々、すべてを1つのアプリケーションから実行できるもっともっとたくさんのことがあります。私たちの目標を有名な一文になぞらえると、”One for all”(一人はみんなのために) ならぬ “One application to do it all”(一つのアプリケーションはすべてのために)…、「すべて」とまではいかなくても、少なくとも必要なタスクのほとんどを実行することのできる1つのアプリケーションを、システム、パーツ、ライブラリのどの担当者であるかに関係なくご提供することです。

今後にご期待ください。私たちには、共有したい情報がたくさんあります!

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: Rachna2018

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版はこちらより

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