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Allegro DesignTrue
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Boardsurfers: Allegro DesignTrue DFM Rule Aggregatorで複数のDFMルールをマージ

29 Jun 2021 • 1 minute read

 一つの設計会社が複数の基板製造メーカーと連携することは珍しくありませんが、製造メーカーは恐らく、それぞれが異なるDFMルールセットを必要とするはずです。そこで、設計会社の慣習として、すべての基板製造メーカーに適用できる、共通項となるルールセットを作成することがあります。このプロセスには時間がかかり、非効率的で、しかも、しばしば人為的ミスを誘発します。さらに、新しいテクノロジーや新たな製造業者を利用するたび、このプロセス全体を繰り返す必要があります。

Cadence®Allegro®プラットフォームは、リリース17.4-2019 HotFix013でこの問題に対処できる自動ソリューションを導入しました。新しいユーティリティAllegro DesignTrue DFM Rule Aggregatorが、お持ちのLayout Editorライセンスで利用できるようになりました。この機能は、DFMルールを統合し、最も保守的な値に基づいた共通項から成るルールの集約セットを生成します。このソリューションは、主に、ケイデンスと提携した基板製造メーカーからDesignTrue DFMルールWebポータルを通じて取得されたテクノロジーファイルに焦点を当てていますが、Allegro Layout Editorからエクスポートされた、DFMルールを含んだテクノロジーファイルでも機能します。

DesignTrue DFMルールWebポータルから取得したルール (テクノロジーファイル) を操作する場合、DFM Rule Aggregatorは、類似のレイヤータイプ、カッパー厚み、マニュファクチャリングクラスを示す複数のコンストレイントセット(CSet) をグループ化し、それらをマージして、CSetの共通項グループを生成します。 Webポータル以外で生成されたテクノロジーファイルの場合、手動での調整が多少必要となります。

Allegro DesignTrueDFM Rule Aggregator を開始するには、コマンドプロンプトにdfmagr とタイプインします。

テクノロジーファイルをインポートするには、File ─ Import Technology Filesをクリックし、インポートするファイルを選択します。次の図に示すように、複数のファイルを1つのステップでインポートできます。

この例では、3つの異なるベンダーからテクノロジーファイルをインポートしています。ファイルがインポートされると、個々のテクノロジーファイルのCSetが、それぞれのコンストレイント値と共に表示されます。

DesignTrue DFM Webポータルから生成されたテクノロジーファイルは、Group ─ Auto Group All メニューオプションを使用して集約できます。

自動的に集約されない (Allegro Layout Editorで生成された) CSetは、右クリック> Create Group を使用し、手動で選択して集約できます。

集約されたルールセットグループ内の各CSetで最も保守的な値が、集約されたCSetの作成に使用されます。保守的な値は、各ルールが要件としている値のタイプに基づきます。この解説を補足するために、いくつかの例を示します:

  • Ratioは最も低い値に設定されます。このケースでは、集約されたCSetの Aspect Ratio は、すべての値の中で最も低い値、6になります。

  • 2次元的寸法を示すすべての値と角度については、最も大きな値に設定されます。このケースでは、集約されたCSetの Acid Trap Minimum Angle は、すべての中での最大値、90度になります。

  • 物理的なサイズやスペーシングは最も大きな値に設定されます。この場合、集約されたCSetの Trace to Trace Copper Spacing は、すべての値の中で最大の25.00になります。

保守的な値の管理

Allegro DesignTrue DFM Rule aggregatorは、DFM Aggregation Policyファイル (dfm_aggreg.xml) を使用して保守的な値を管理します。ポリシーファイルは <install_directory>/share/pcb/consmgr にあり、SITEレベル (<CDS_SITE>/pcb /consmgr) でカスタマイズすることによりデフォルト動作の上書きができます。

ルール値は、ポリシーファイル内のXMLエレメントであるAGGREGATE_CRITERIAで決定されます。キーとなるデータタイプはRATIOとANGLEです。これらのデータ型に割り当てられる有効な値はMINまたはMAXで、それぞれ最小値と最大値を表します。すべての二次元データタイプについて、MIN/MAXの値は、XMLエレメントであるOVERRIDEN_CONSTR_IDSにエントリを追加することによってのみ上書きできます。

新しいDFFルールを例外として追加する場合、テクノロジーファイルにあるコンストレイント名をidフィールドで指定します。次の例では、DFF Maskカテゴリルール、Mask to Traceコンストレイント名は、DFF_MASK_TO_TRACEです。

現在の保守的な値はMAXに設定されています。保守値の例外としてMIN値が採用されるように設定するためには、XMLを次のように編集します。

<OVERRIDEN_CONSTR_ID id="DFF_MASK_TO_TRACE" set="MIN"></OVERRIDEN_CONSTR_ID>

あるいは、DFM Aggregation Policyに関係なく他のCSetから値を上書きすることも可能です。その場合、右クリックメニューからOverrideオプションを選択します。下図のスナップショットでは、Mask To Trace値はVendor2が採用されています。集約されたCSetの中では、上書き値は黄色の背景で示されます。

集約されたCSetのエクスポート

集約されたCSetをエクスポートするには、File ─ Export ─ Aggregated Csetを選択します。このコマンドは、集約されたCSetを含むテクノロジーファイルを生成します。レイアウトエディタでこのDFMルールを適用するには、単に File ─Import ─ Tech File オプションを使ってこのファイルをレイアウトエディタにインポートするだけです。

 “応答願います”

このブログが、DesinTrue DFM Rule Aggregatorを試していただくきっかけになることを願っています。

データを合成し、編集し、製品製造に対応したテクノロジーファイルに仕上げ、しかもそれを複数のデザインに幅広く利用できる内容とするための、すべての機能がここにあります。Allegro DesinTrue DFM Rule Aggregatorをトライして、DFMカーブの先を行きましょう!

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: Sarbjit

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版はこちらより

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