• Skip to main content
  • Skip to search
  • Skip to footer
Cadence Home
  • This search text may be transcribed, used, stored, or accessed by our third-party service providers per our Cookie Policy and Privacy Policy.

  1. Blogs
  2. PCB設計/ICパッケージ設計
  3. 2024年3月リリース、Cadence OrCAD X and Allegro X 23.1 HotFix 003…
SPB Japan
SPB Japan

Community Member

Blog Activity
Options
  • Subscribe by email
  • More
  • Cancel
OrCAD X Capture CIS
Allegro X PCB Editor
PSpiceA/D
Allegro X Advanced Package Designer
PSPICE
OrCAD X Presto
OrCAD X
23.1
japanese blog
allegro x
Allegro X System Capture

2024年3月リリース、Cadence OrCAD X and Allegro X 23.1 HotFix 003 新機能ハイライト

13 May 2024 • 1 minute read

OrCAD X 及び Allegro X 23.1のHotFix 003 (QIR1)アップデートが Cadence Downloads からダウンロード可能になりました。本ブログでは、このリリースにアクセスするための重要なリンクと、主要な機能変更や新機能についての概要をご紹介します。

     OrCAD X /Allegro X 23.1 (SPB231)

 

以下、主要な機能変更や新機能のリストとその簡単な概要を、プロダクト毎にご紹介します:

OrCAD X Presto

  • レイアウト設計環境において、使いやすさを向上させるためのいくつもの機能強化が行われています。Visibility パネルからビューの作成が可能です。スティプルパターンの使用により、重要なオブジェクトをより適切に制御できます。作業中のデザインの格納場所を File-Open Design Directory を利用して開くことができます。プレースメントファイルを使って他のデザインやCADツールからの配置の複製が行えます。Paste Special での操作の際、元のX-Y位置が保持できます。
  • 日本語と中国語に関しては、アプリケーション言語をシステムデフォルトにスイッチすることができます。
  • データベースのロックにより、共有デザインの編集やエクスポートを抑止してIPを保護することができます。
  • デザインをリファレンスとしてあるいは外注先への送付のため外部に出す前に、レビューコメントやマークアップをアーカイブしてデザインから削除することができます。
  • LiveDocにおいて、寸法の編集を簡単に行える方法が提供されるようになりました。改良された Properties パネルを使用し、フォント、矢印形状、デザインユニットの各設定が簡単に行えます。
  • OrCAD X Prestoでのフットプリント登録の際、ピンの座標をスプレッドシートのような形式のビューで手早く編集できます。PCBフットプリントに追加するためのパッドを検索する際、パッドスタックに関するすべての関連データが表示されます。PCBフットプリントの作成において、データ交換の業界標準である DXF を使用して別のCADシステムからデータをインポートすることが可能です。シンボルフットプリントの編集とデザインへのアップデートなどの機能が改善されています。
  • 3DXキャンバスの機能強化には、必要なビューを得るためにプレーンを任意の軸の組み合わせでカットできる機能や、フォトリアリスティックな 3Dイメージの作成、各部品やメカニカルシンボルの表示透過度のコントロール、エアギャップの測定、等の機能が含まれます。

Allegro X PCB Editor and Allegro X Advanced Package Designer

  • DesignTrue DFM テクノロジーは継続的に新しい変更を取り入れています。DFAはグループ配置でのアライメントをサポートします。ペーストマスクとPLACE_BOUNDまたはDFA_BOUNDコンポーネントボディの間隔のチェックが新たに追加されました。旧来のDFA機能は新しいDFA Packageに置き換わります。コンポーネントボディを表現する際、Place Boundシェイプに代わり、DFA_BOUND_TOPおよびDFA_BOUND_BOTTOMのシェイプを使用することができます。
  • 3DX Canvasの機能強化については、OrCAD X Prestoでリストされたものが同様に有効です。STEPやIGESといった3Dモデルを3DX Canvasからエクスポートできます。Visibility設定に応じ、デザイン全体あるいはその一部についての完全な3D表現を出力することも可能です。
  • Padstack Editorで Design と Mask Layers のタブ間あるいは同一タブ内でジオメトリのコピー&ペーストを行うことで、時間を節約できます。新たなコマンドとして、Paste with Offset と Copy Design Layer Pad with Offset が導入されました。
  • Timing Meterの色をRoute-Connectカテゴリでカスタマイズし、デフォルトのRed (Error), Yellow (Warning), Green (Pass) の設定以外に変更することができます。
  • ハイスピードコンポーネントとそのピンについて、隣接層へのキープアウトを生成するための新たなプロパティが用意されました。隣接層のキープアウトはZoneおよび内層埋め込みの配置の際にも生成できます。これらの新しいプロパティは隣接層のキープアウトのパラメータを定義するもので、回路図あるいはレイアウトでアサイン可能です。これらのプロパティはFtont-to-BackやBack-to-Frontのフローを通して転送されます。自動生成されたダイナミックなキープアウトは配置、移動、削除、パッドスタックアップデートの操作の中で処理されます。
  • 特定のライセンスにて、Query Based Rules ワークブックが使用可能です。このワークブックでは、ビアのグループ、Trace Connected、Not Trace Connected(ステッチビア)をベースとした固有のSame Net Via to Viaルールをフレキシブルに開発することができます。対象とするビアパッドスタックを絞り込むためのクエリーを生成し、2つのグループの間で必要とされるスペースあるいはピッチを定義するクエリーベースのルールを追加し、キャンバス上でコンストレイントの違反を参照することができます。
  • Allegro X Advanced Packaged DesignerはODB++ファイルのインポート、Allegro X Pulse Publish for Manufacturing(PFM)、OASISフォーマットををサポートします。デザインのマークアップとレビューの機能はAPDにも導入されます。ループの原因となる冗長なワイヤーボンドをチェックするため、新たに Cascading Bond Wire Loop のチェックがpackage integrity Checkに追加されました。ボンドフィンガーの移動にて、2つの新しいバブルオプションが利用可能になりました: Shove Same Profile and Hug Same Profile

Allegro X Pulse

  • Publish for Manufacturing(PFM) がAllegro X Advanced Package Designerでサポートされるようになりました。APDへのアクセスができないユーザーのため、PFMはPulseからIC Package デザインのメタデータを抽出して3DEXPERIENCEに展開することのできるオプションを提供します。PFMは公開ファイルの種類ごとにPFMのユーティリティを分ける必要が無く、1つのユーティリティで複数のファイルを配信することができます。従来の Mandatory Utilities セクションは改良され、Utility Selection Rules に改名されました。管理者はここから、データの公開時に実行されるべきユーティリティの定義や、データ公開のためのデフォルトユーティリティの定義、一緒に実行されるべきユーティリティのグループ化を行うことができます。
  • PFMの3DEXPERIENCEコネクタは、プロダクト番号の文字列検索、Pulse プロジェクトでのアセンブリおよびボードの選択リビジョンの保存、未割り当ての PLMパートナンバーのフィルタリング、PLMシステム内で指定されたアセンブリ番号にリンクされているボードに基づくボードItem Numberのフィルタリング、をサポートするようになりました。
  • バージョンコントロールフィルターは、バージョン・メタデータ、回路図に関連するレイアウト、タグ、およびコメントをサポートします。また、これらのフィルターをバージョン間の比較や以前のバージョンへのロールバックに使用することも可能です。
  • 管理者はデザインのコミット時のカスタム・タグ追加や、Live BOM サマリーペインのカスタマイズが行えます。また、Live BOM ペインでは数々のUI変更も行われています。

Allegro X System Capture

  • MTBF解析でFIDESスタンダードのサポートが追加されました。
  • サーマル解析によるボードのサーマルマップをSystem Capture内のタブで表示することができます。Analysisワークフローをタブから起動できます。ダッシュボードでのコントロールに新たな項目が追加されました。温度を基準とした分類と、ボード温度とジャンクション温度の間でのトグル切り替えです。
  • 共有デザインで作業をする設計者は、次の内容の作業が行えます ; ページレベルでのコンストレイントの設定、デザインバージョンでの作業時のフィルターの利用、リードオンリーのバージョンへのロールバック、デザインロックモードのページレベルからブロックレベルへの切り替え、Open Projects ダイアログボックスでの新たな制御。
  • デザイン情報の抽出用に新たなTclコマンドが利用可能となりました。
  • AWR MWOインテグレーションにおいて、RFブロックを既存のSystem Captureデザインにインポートする際、デザイングリッドの影響を受けずに行うことができます。このリリースから、CUL変換用にAllegro PCB Editorからのテクノロジーファイルをインポートすることができます。CULトランスレータは変換されたライブラリの追加、削除、比較をサポートするようになりました。
  • Part Managerはデザイン上でユーザーによる編集が行われたプロパティにフラグを立て、ライブラリの値でのアップデートあるいは最新情報の維持が行えるようになりました。
  • ネットリストのエクスポートの際、特定のプロパティがPTF_MISMATCH_EXCLUDE_INJ_PROPと一致しなければエクスポートを中断することができます。
  • Live BOMにはチャートやテーブルを表示するための折りたたみ可能なパネルが用意されます。新たなフィルターコントロールが利用可能となりました。パーツの数量が更新されたものについては、他とは別の色(青)でハイライトされます。パーツのプロパティをBase BOMの値にリセットすることができます。
  • デザインサーチ関連の機能強化には、パーミッションに基づく検索、プロジェクトやデザイン、レイアウト、あるいはその他の詳細情報へのアクセスのための新しいセクション、回路図のプレビュー、ウェブでのプロジェクト詳細の閲覧、デザインとブロックに対するリンクされたレイアウトのバージョンコントロールのオープン、が含まれます。

PSpice and PSpice Advanced Analysis

  • PSpiceシミュレーターはMonte CarloやParametrick Sweep、Temperature Sweepの各解析について並列シミュレーションをサポートし、シミュレーション結果のより速い生成を可能にし、パフォーマンスを向上させています。
  • PSpice A/Dは自動車用アプリケーション向けにISO 7637-2 および ISO 16750-2 の過渡解析波形をサポートします。過渡解析用信号源の配置のため、新しいカテゴリ Automotive Pulses が Component Explorer の PSpice – Source ノードに追加されました。
  • ノイズ解析レポートから、各デバイスのノイズ寄与を除外する事が可能になりました。パーツに NOISELESS プロパティを追加し、値を YES に指定します。
  • オーディオ入力ファイルのシミュレーション機能が追加になりました。オーディオ入力ソースをシミュレーションするには、 WAVESRC パーツを配置し、入力ソースのチャネルとパスを定義します。
  • 回路のシミュレーション用にPERSONA(ペルソナ)のサポートが追加されました。シミュレーションペルソナはシミュレータオプションをグローバルに定義・適用するのに適した容易で効果的な手段です。多くのデフォルトのペルソナが利用可能であることに加え、カスタムのシミュレーションペルソナを生成することも可能です。

OrCAD X Capture CIS

  • Component ExplorerインターフェースがCISデータベースからのパーツの配置に利用できます。
  • Workspace管理においては、ローカルのWorkspace場所の変更、標準のRevisionシーケンスの上書き、コンポーネントや設計ファイル、ライブラリファイルを公開する際のCustom Revisionの定義、の各処理を可能にします。
  • このリリースでは、American Society of Mechanical Engineers (米国機械学会;ASME)の改訂規格もサポートされています。ASME改訂規格を有効にして標準の区切り文字以外の区切り文字を指定することができます。
  • Live BOMでは、メーカーに関する詳細情報の定義、Live BOM プロパティと対応する回路図プロパティとのマッピングが行えるため、追加の手順無しで既存のCISデータベースデザインにLive BOMとの互換性を与えることができます。

以上、Cadence OrCAD X および Allegro X Release 23.1 HotFix 003リリースにおける主な変更点をご紹介しました。それぞれの製品で実現された新機能や機能強化の詳細については、SPB 23.1 の QIR1 What’s New 日本語 をご参照ください。

サポートされるプラットフォームやその他のリリース互換性情報については、  downloads.cadence.com で入手可能な README.pdf を参照してください。同じファイルはダウンロードしたインストール・メディアの Disk 1 にも含まれています。

また各製品の新機能や機能強化に関する詳細なブログ記事をお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに。

Allegro Release Team

ブログの購読登録(無料)を行うと、最新記事公開の通知がメールでお受け取りいただけます。PCB設計/ICパッケージ設計 Blogsページ をオープンし、画面右上のSubscriptionsより、ぜひご登録ください。

登録方法は、こちら よりご確認ください。

 

この記事に関するお問合せは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: AllegroReleaseTeam

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版は こちら より

© 2025 Cadence Design Systems, Inc. All Rights Reserved.

  • Terms of Use
  • Privacy
  • Cookie Policy
  • US Trademarks
  • Do Not Sell or Share My Personal Information