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Virtuosity: Voltus-XFi Result Browserを使用したプロのようなデバッグ: 効率を高める戦略

6 Jul 2023 • Less than one minute read

Cadence Voltus-XFi Customer Power Integrity Solutionに関するブログ・シリーズの第2部へようこそ。前回の記事では、Voltus-XFiがEMIRサインオフ解析を3倍高速に実行することでどのように生産性を向上できるか?を探る興味深い旅に乗り出しました。しかし、EM-IR解析の純粋な実行時間は方程式の一部にすぎません。設計がより複雑になるにつれて、もう1つの重要な側面である「効率的なデバッグ」へも注意を払う必要があります。何千万もの寄生抵抗のネットワークを扱う場合、全体像を維持し、適切な箇所でデザインを調整して違反を修正することが重要です。今回のブログは3つのブログのうちの1つ目で、Voltus-XFi Result Browserを使用する際の潜在的なPower Integrityの問題をいかに簡単に確認して解決できるかに焦点を当てています。

詳細に入る前に、Voltus-XFiによるEM-IR解析の最後に表示されるさまざまな結果の種類を簡単に確認してみましょう: 我々は、ノードベースの結果と抵抗ベースの結果を区別できます。

ノードベースの結果の一例は、回路内の特定のノードの電位を表すIRドロップです。ノードベースの結果の他の例としては、ノードの実効抵抗またはタップ電流があります。一方、抵抗ベースの結果は、ネットワーク内の寄生抵抗を介した電流量を表します。これらは、電流値だけでなく、デザインルール制限(EM)に対する電流の比率も考えられます。

ご想像のとおり、これらの結果には膨大な量のデータが含まれるため、すぐに山積みになり、関連情報を見つけるのは干し草の山から針を探すのと同じです。幸いなことに、この要件はVoltus-XFi開発の開始当初から重要な優先事項でした。すべての結果は構造化データベースに効率的に保存されるため、結果の迅速な表示が可能になると同時に、強力なデバッグ機能の基盤も提供されます。これらの機能には、Voltus-XFi Result Browserであるメインのデバッグコックピットからアクセスできます。ブラウザはVirtuoso Layout Editorのアシスタントとして実装されており、使い慣れたレイアウトキャンバスと密接に統合されています。新しいツール、新しいレイヤーパレット、新しいホットキーを覚える必要はありません!

状況の概要の把握

場合によっては (特にトップレベルのレイアウトで作業している場合は)、layout viewとそのすべての関係情報を読み込むのに時間がかかることがあります。その場合、回路がどの程度「健全」であるかの概要を簡単に把握したい場合があります。Voltus-XFi では、EM-IR解析の実行後、Resultsセクションから直接この情報に遅延なくアクセスできます:

単一のViewにて、EM制限に違反しているネット(赤で強調表示)と、それらの違反がどの程度深刻であるかを特定できます。同じテーブルを使用して、最大IRドロップとネットの寄生に関する詳細も確認できます。設計にEM違反がなく、最大IRドロップが仕様の範囲内であれば、おめでとうございます、ここでの作業はすでに完了しています!

場合によっては、このネットサマリーから、解析において何かが間違っていたことがわかり、結果にあまり意味がない場合があります。このような場合、詳細な結果を深く調べるのではなく、Setupセクションに戻って、EM温度やEM technologyファイルなどの設定を確認することもできます。全体的な結果は妥当であるように見えても、まだ違反のあるネットがいくつかある場合には、次のステップとして、詳細な結果をlayout viewにロードすることができます。

詳細へ

ここでVoltus-XFi Results Browserアシスタントが活躍します。

このアシスタントの上部セクションには、赤で強調表示された違反しているネットを含むネットのサマリーが表示されます。このネットをダブルクリックすると、アシスタントの下半分に詳細な結果がロードされます。IRタブではすべてのノードベースの結果を確認でき、EMタブではすべての抵抗ベースの結果を確認できます。今、Voltus-XFiのいくつかの機能を使用して、弱点を見つけて修正できるようになりました:

Voltus-XFi の優れた点は、Virtuoso Layout Editor のアシスタントとして統合されていることです。これは、実際のレイアウトのコンテキストで違反を視覚化するのに非常に役立ちます。ただし、レビューが簡単になるだけでなく、Cell Viewを編集可能にし、Layout Editorのすべての機能を使用して、同じwindowからレイアウトを変更し、違反を修正することもできます!明確なデバッグ戦略に従うことが根本原因を迅速に特定して修正する鍵となります。

今回のブログ投稿では、Voltus-XFi のデバッグ機能と、それがどのように役立つかを紹介しました:

  • サマリーテーブルを使用して、数千万の複雑な抵抗の概要の表示が可能
  • Layout EditorのVoltus-XFi Results Browserアシスタントを使用して、実際のlayout view上での効率的な作業が可能

次回のブログでは、大きなIRドロップを解決するためのVoltus-XFiの戦略を探索します。 次回の投稿もお楽しみに。

関連リソース

 Rapid Adoption Kits Voltus-XFi Rapid Adoption Kit (英語版/日本語版)
 User Guides Voltus-XFi User Guide
 Blogs

Driving Super-efficient Chip Design with Voltus-XFi Custom Power Integrity Solution (英語版/日本語版)

Accelerate Your EM-IR Closure with Voltus-XFi Custom Power Integrity Solution (英語版/日本語版)

Introducing Spectre X EMIR Voltus-XFi (英語版/日本語版)

Cadence Voltus-XFi Custom Power Integrity Solution の詳細については、次のサイトをご覧ください。

www.cadence.com/voltus-xfi

お問い合わせ

ご質問や一般的なフィードバック、または今後のブログ・トピックのご提案は、日本ケイデンス フィールド・マーケティング部 cdsj_info@cadence.com までメールでお問い合わせください。

Bertram Winter
Translator: Kenichi Hino

Virtuosityについて

Virtuosity は、あまり知られていない、だけれども、とても便利なソフトウェアやドキュメントの改善、Virtuosoのエキサイティングな新機能に光を当てる、最も多く閲覧され、評価されてきたブログ・シリーズです。私たちはいま、引き続きこのシリーズのスコープを拡張しています。従来からのブロガーやエキスパートによる情報発信に加え、Virtuosoに関連するトピックを広く網羅することで新次元の情報を提供します。そしてさらに、それらを発展させていきます。

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