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Virtuoso Studio: LPP Transparencyを用いてデザインを明瞭に表示する

25 Dec 2025 • Less than one minute read

AIを活用した新しいカスタム設計ソリューションのVirtuoso Studioは、30年にわたる業界知識とリーダーシップを活かし、革新的な機能、比類のない生産性を実現する刷新されたインフラストラクチャ、そして従来の設計の限界を超越する新たなレベルの統合を実現します。このブログシリーズでは、最高のアナログ設計ツールがどのように進化し、困難な設計課題への対応を支援するのかをご紹介します。 

このシリーズの前回のブログでは、Dark GrayテーマとTrueTypeフォントが、Virtuoso Studioのデザインをよりクリーンでシャープ、そして作業しやすくする方法をご紹介しました。 

今回は、最も混雑したレイアウトでも簡単にナビゲートできるように設計された、もう一つの強化機能 — LPP Transparency をご紹介します。 

 何故 LPP Transparency が重要なのか

マルチレイヤーのデザインを扱う時に、キャンバスはすぐに視覚的に圧倒される状態になりがちです。積み重なった図形や配線パターン、そして複数のパーパスが注意を奪い合い、本当に重要な作業に集中するのが難しくなります。 

LPP Transparencyは、レイヤーやパーパスの表示方法を正確に視覚的にコントロールできるようにすることで、この問題を解決します。レイヤーのオン/オフでワークフローを乱す代わりに、特定のレイヤーに透明度レベルを割り当てることで、重なり合うレイヤーを見やすくし、情報を隠すことなくレイアウトの奥行きを把握できます。 

よりスマートな可視化、より少ない労力

全てのレイヤーの透明度設定は、専用フォームのLPP Transparency Editorから管理できます。 

LPP Transparency Editorでは、次の操作が可能です: 

  • 選択されたレイヤーやパーパスに透明度レベルを割り当て、キャンバス上での表示の強さを調整できます。透明度を高くすると淡く目立たなくなり、低くすると濃くはっきり表示されます。
  • 基盤となる Display Resource Files (DRF) を変更することなく、キャンバス上の煩雑さを軽減します。
  • レイアウトの密集した領域やスペースが制約されたセクションでも、視認性を維持します。 

全ての設定は、即座にキャンバスに反映され—再読み込みや作業の中断、コンテキストを失うリスクもありません。 

LPP Transparency Editorの使用方法

簡単にアクセスできます: 

レイアウトウィンドウで、Options → LPP Transparencyより起動します。 

Editorが開いたら、調整したいレイヤーとパーパスを選択し、それぞれの透明度レベルを設定するだけです。このインターフェースにより、細かな制御が可能になり、重要な部分を強調しつつ、不要な部分の視認性を低減できます。 

このワークフローは、次のような場面で特に有効です。 

  • 複雑な領域をレビューする際
  • デザインを他者にプレゼンテーションする際
  • 重なり合う構造を比較する際
  • 集中して細部を確認したい際

透明度を簡単にオン/オフ切り替え

同じDRFを使い続ける場合、バインドキーを使用していつでも LPP Transparency のオン/オフを切り替えることができます。これにより、必要に応じてデフォルトビューとカスタマイズビューを簡単に切り替えられます。このクイックトグル機能により、柔軟性が向上し、次のことが実現できます。 

  • 明確さが必要な時だけ透明度を適用
  • 完全なレイヤー表示のために、透明度を即座にオフにする
  • DRFの切り替えを避け、再読み込みやワークフローの中断を防止 

小さな変化で、大きな成果

LPP Transparencyはあなたの設計を変えるものではありません — 設計の見方を変えるのです。 

LPP Transparencyを有効にすることは、さりげない変化ですが、大きな生産性向上につながる可能性があります。 

  • 可視性設定の微調整に費やす時間を削減
  • 重要な要素をより迅速に特定
  • レビューをより簡単かつ直感的に実施
  • デザインキャンバスを常にクリーンで、集中しやすく、読みやすい状態に維持
  •  明確さが正確さを左右する分野において、この小さな改善は意味のある効率性をもたらします。 

このシリーズの次は何?

次回の投稿では、Notification Display についてご紹介します — デザインの流れを崩さず、重要な情報を把握するための強力な方法です。 

以前の投稿を見逃しましたか?こちらからご確認ください: 

  • Blog 1: Virtuoso Studio: 新たな視点 - 設計経験を再定義する
  • Blog 2: Virtuoso Studio: 快適な作業環境 - 新しいディスプレイテーマや可読性の向上

By Vipin Singh
Translator: Jiale Dou

関連リソース

 Video LPP Transparency in Virtuoso Layout Editor
 Product Manual Virtuoso Layout Suite XL: Basic Editing User Guide IC25.1

ケイデンスの回路設計製品およびサービスの詳細については、www.cadence.com をご参照ください。

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