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system level design
17.4-2019
Design Reuse
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ASCENT: Allegro System Captureでのデザインのリユース

11 Aug 2021 • Less than one minute read

 今回は、ロジカルデザインとボードの作成に長い経験がある方にお伝えしたい内容をブログにしました。ほとんどの場合、製品やデザインの新規作成において、すべての部品やモジュールを一から作成する必要はありません。ほとんどの標準部品はリユース(再利用)され、時には回路とロジックの大部分についてもそのままリユースされます。このようなリユースは、新しいデザインをよりスピーディに開始するのに役立ちます。既存のデザインを起点にし、あるいは既存のデザインに部分的な追加や要件に応じたカスタマイズを行えば、新たな初期デザインが、もう微調整の段階に到達します。

過去のデザインまたはその一セクションをリユースする場合、それが過去にテスト済みで製造承認まで通ったことがわかっているならば、より大きな回路図の中のその部分がきちんと機能することは明らかで、何も驚くようなことはありません。それは、ライブラリから部品を選択してデザインに配置するのと同じくらいシンプルです。あとはつなぐだけで、すべて機能します。

Allegro® System Captureには、既存のライブラリとデザインをリユースするいろいろな方法が用意されています。 Allegro System Captureが、どのようにしてDesign Entry HDL(DE-HDL)およびOrCAD® Captureで作成されたライブラリにシームレスにアクセスしつつデザインを作成するかについては、ASCENT: Ready-GOで設計スタート! ライブラリの用意がなくても大丈夫のブログをご参照ください。それでは、ここではデザインをリユースする方法を見てみましょう。

Allegro System Captureでのリユースは、デザイン間での単純なコピー&ペーストから、ブロック、シートとしてのデザインのインポート、さらには既存のデザインに基づく新しいデザインの作成にまで及びます。再利用はレイアウトファイルにも適用されます。既存のボードに基づいて構築されるシステムレベルの設計を作成できます。

既存のデザインをベースにプロジェクトを生成する

Allegro System Captureには、DE-HDLおよびOrCAD Captureとの互換性があります。これらの回路エントリ用アプリケーションのいずれかで作成されたデザインを選択し、そこから新規のAllegro System Captureプロジェクトを作成できます。

これにより、Allegro System Captureに新しいデザインが作成されます。

次に、デザインの一部をインポートする方法を見てみましょう。その前に、注意事項があります :既存のAllegro System Captureデザインにインポートまたはペーストすることができるのは、グリッド設定が互換でピン間のスペーシングが完全に同一のデザインのみです。

他のデザインからシートをインポートする 

シートのインポートは、下図の手順に従います:

シートをインポートする際、制約条件やバリアントはインポートされません。これらの情報も含めたい場合には、新しいデザインを作成するか、デザインをブロックとしてインポートする必要があります。

他のデザインをブロックとしてインポートする

Allegro System Captureプロジェクトへのインポートを行う際には、Allegro System Captureのデザインだけでなく、他のアプリケーションで作成したデザインもインポートすることができます。 ブロックをインポートするには、下図の手順に従います:

ブロックをインポートすると :

  • そのサブブロックもすべてインポートされます。同じ名前のブロックがターゲットデザイン側に既に存在する場合、Allegro System Capture はブロックをインポートしません。
  • デザインレベルにあるすべての情報、例えばパッケージング情報、制約条件、ブロックシンボル、バリアントデータなどが一緒にインポートされます。このデータはターゲットデザインで簡単にリユースすることができます。
  • ソースデザインのシンボルがない場合は、ブロックの回路シンボルが生成されます。この回路シンボルは、Allegro System Captureでブロックのインスタンス化に利用できます。

デザイン間のコピー&ペースト

Allegro System Captureデザインで回路やシートをコピーし、オープンしている別のデザインにペーストすることができます。両方のデザインが同じライブラリタイプ(Allegro Unified、DE-HDL、またはOrCAD Capture)用に設定されていることを確認する必要があります。以下の2つの画像は、デザイン間でコピーされる回路とページをそれぞれ示しています。

既存ボードからシステムレベルのデザインを行う

どのシステム設計ライセンスでも、マルチボード間の接続を使用してシステムを構築できます。これは、ボトムアップフローとも呼ばれます。既存のデザインまたはボードが、新しいシステムを作成するためのサブシステムとしてリユースされます。既存のレイアウトファイルはPCBプロジェクトを表すブロックとして配置され、サブシステム間相互の接続が定義されます。下図は、ブロックとして表現された2つのサブシステムがNetGroupによって接続された状態を示しています。

テンプレートに基づいてデザインを作成する

複数の設計者が同じサーバーに接続し、デザインが中央のサーバーに保存されている企業では、Allegro System Captureはテンプレートに基づいた新しいデザインの作成をヘルプします。テンプレートは、目次やページボーダーなど、あらかじめ定義されたプロジェクトの設定が含まれていたり、完全なデザインであったりします。

Start Page では、ゼロから新しいデザインを作成することも、以前に保存したテンプレートに基づいてデザインを作成することもできます。

Allegro System Captureはデザインリユースをサポートしています。これらの方法を試して、新しいデザインをより早く完成させましょう。

この記事に関するお問い合わせは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: Rachna2018

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版はこちらより

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