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BoardSurfers: Allegro PCB Editorを17.4-2019 Hotfix 019以上にバージョンアップするべき理由とは

10 Nov 2021 • 1 minute read

 Cadence OrCAD and Allegro 17.4-2019 Hotfix 019(17.4-QIR3)は7月中旬にリリースされました。、現在は更に新しいHotfixがダウンロード可能です。今回のアップデートでは、複数の技術分野にわたり、多くの新機能や強化機能、お客様から報告されたバグの修正、パフォーマンスの向上を実現しています。ここでは、Allegro® PCB Editorでの追加、改善、修正内容をご紹介します。

NVIDIA GPUのサポートによるグラフィックの改善

GPUプラグイン技術に基づいた新しいグラフィックレンダラーにより、NVIDIA QuadroおよびTeslaファミリーのGPUの使用を可能にします。GPUサポートは、VentureまたはEnterpriseライセンスのAllegro PCB Editorで利用可能です。NVIDIA GPUは、キャンバスのレンダリング品質を向上させます。これは、ズーム、パン、トグルなどの操作の応答時間が速くなるため、複雑なデザインの作成がより速く行えることを意味します。

 

                                             Without GPU                                                                            With NVIDIA Quadro RTX 6000            

Allegro PCB Editorの起動と同時に、アプリケーションはシステム内に存在するサポート対象のGPUを検出します。サポート対象GPUが見つかった場合、アプリケーションを再起動してそのGPUを使用するかどうかの選択が可能となります。その利用可能なGPUを使う選択をした場合、設定はレジストリ/設定 に保存され、次回のアプリケーション実行時にはキャンバスのレンダリングのためGPU プラグインがロードされます。また、環境変数 nv_plugin_path を設定することで、特定のプラグインを指定することもできます。NVIDIA GPUについての詳細は、過去のブログ記事(英語) をご覧ください。

DesignTrue DFMの機能改善

今回のリリースにおけるハイライトの一つとして、DesignTrue DFM解析が幅広く改良されました。以下にその概要をご紹介します。

  • 2つの新しいDesign for Fabrication (DFF)マスク・チェックが追加され、ビア及びSMDパッドでのソルダーマスクやカバーレイのオーバーラップを検出します。これらのチェックを「Off」にすると、ビアやSMDピンのソルダーマスクが重なっている箇所にDRCが表示されます。これらのチェックについては、Allegro Constraint ManagerのMaskワークシートで設定、管理します。

         

  • マイクロビアのDRCの表示は、アスペクト比(ビアの総厚さとドリル径の比)の計算に基づきます。また、レーザータイプドリルのマイクロビアでパッドスタックの総厚さが変更され、開始層の厚さとドリルが通過する層の厚さの合計として測定されます。ドリルが停止する最終層の厚さは含まれません。これはアスペクト比の値に影響し、DRCにも影響します。

       

  • 異なる配置層におけるコンポーネント リードの可視性が改善され、コンポーネントリードの形状がピン パッドの一部としてレンダリングされます。コンポーネントリードを表示するには、ColorダイアログでPackage_Geometry/Component_Leadのクラス/サブクラスを有効にし、VisibilityでPinの可視性を切り替えてください。 シンボルの配置層でピンの可視性を有効にすると、コンポーネントリードも表示されます。

       

       

  • DesignTrue DFM ウィザードは、.csvテンプレートファイルを使用して、IPCおよび広く受け入れられている保守的なルールを使用したDFMルールを指定します。DesignTrue DFM ウィザードには、DFFおよびDFA用の新しいテンプレートファイルが含まれています。バージョン2のテンプレートの変更点は、Copper Features、Copper Spacing、DFA Spacing、Compponent Lead、SMD Pin、Ball径、Component Bodyなどの新しいルールです。

       

Realistic Visualization of 3D Models

シンボルのフットプリントを表現するCADモデルは、曲面がより滑らかになり、よりリアルになりました。

 

もう一つの特徴は、メッキ穴の表示を改善したことです。内壁のメッキ厚を最小の標準値にしたことで、メッキ穴の表示がより滑らかになりました。

 

内壁のメッキ厚は、Pth_Plating_Thickness プロパティの値で制御されます。

 

3D Canvasでプライマリモデルやセカンダリモデルを使ってデザインを読み込むことができるようになりました。この機能は、3D Canvas Filterダイアログで利用できます。

3DマッパーのGUIで、モデルタイプをマッピングするオプションでは、プライマリモデルとセカンダリモデルが有効になりました。

 

以上、Allegro PCB Editorの17.4-2019 Hotfix 019の主なアップデート内容をご紹介しました。その他のAllegroアプリケーションのアップデートについては、このブログカテゴリをご購読ください。このリリースに関するお問い合わせや、Allegro PCB Editorのアップデートに関するご質問は、サポートチーム までご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: Monika

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版は こちら より

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