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ASCENT: 17.4-2019 Hotfix 019以上に移行すべき更なる理由とは

6 Dec 2021 • Less than one minute read

 前回のブログに続き、Hotfix 019で新たに追加された興味深い変更点を見てみましょう。Allegro® System Captureは、一人で作業する設計者でも、小規模なチームに属する設計者でも、あるいは企業の大規模なチーム、分散したチームで仕事をしている設計者でも、誰でも利用することができます。回路設計機能のほとんどの部分は設計者にとって同じように機能しますが、一部の拡張機能は大規模な体制で利用される場合に有効に機能します。たとえば、一般的に、小規模な組織で作業する設計者はライブラリ、デザイン、調達などを自身で管理します。一方、大企業においては、これらの管理関係、具体的にはライブラリ内の部品データ、部品の調達、デザインサーバー、ユーザー権限、デザインリソースへのアクセスなどの管理を行うための専門チームが存在します。

今回のパート2では、Allegro System Captureの管理関係の側面と、企業向けのセットアップにおける重要な違いについてご紹介します。少し補足させていただくと、この記事で取り上げられている機能の多くは、Allegro® Pulseからのものです。Allegro® Pulseは、Allegro System Captureとその関連アプリケーションすべての中枢神経系統ともいえるデザイン/データの管理アプリケーションです。これらのアプリケーションはシームレスに連動するため、ほとんどの場合、どちらが何をしているのかはわからないでしょう。ただし、ここでご説明する内容のすべてにアクセスするためには、特定の権限とパーミッションが必要です。

ライブラリ検索の機能改良

Unified Searchは、設計者がデザインに追加したいパーツにアクセスし、検索するためのウィンドウです。管理者権限を持つユーザーアカウントであれば、検索フィルターのデフォルトを調整することができます。また、各フィルターの内容(“ブレッドクラム”)をロックすることができます。共有デザインの場合は、プロジェクトオーナーが検索フィルターのデフォルトを定義できます。例えば、プロジェクトオーナーがRoHSプロパティをYESに、ライフサイクルをObsolete以外に、というフィルター内容を設定してロックすると、設計チーム内の他のメンバーはこれらの設定について削除も変更もできません。テンプレートから作成されたプロジェクトにもこれは適用されます。(おさらいになりますが、テンプレートベースのプロジェクト作成については、過去のブログでご説明済みでしたね。)

 

パーツ選択のコントロール

管理者は、設計者によるパーツの選択について、パーツ属性に基づいたルールを設定しコントロールすることができます。管理者が設定したルールにより、Unified Search や Live BOM で設計者に表示される内容がコントロールされます。

スタンドアロン型のセットアップでは、専任の管理者がいることはほとんどありませんし、「一匹狼」の設計者にはこのようなレベルのフィルターは必要ありません。そのため、情報の表示方法も異なります。次の画像では、LIFECYCLESTATUSやRoHS対応などの一部のフィールドは表示されていません。

 回路図とレイアウトファイルとのリンク

バージョン管理機能が拡張され、回路図バージョンとレイアウトバージョンを接続できるようになりました。回路図面ファイルとレイアウトファイルにメタタグを簡単に追加することができ、それぞれがどのバージョンのデザインに対応して作成されているかを文書化できます。リンクされたデザインで利用可能なアップデートをツール内で通知する機能があるため、レイアウトエンジニアは対応するAllegro System Captureデザインの正確なバージョンを開くことができ、同様に、回路設計エンジニアも対応するバージョンのAllegro® PCBレイアウトファイルを簡単に見つけることができます。これにより、必要なときに簡単にデータ内の詳細な追跡と検索が行えるようになります。

 

Live BOMを用いたリアルタイムでの内容確認の機能拡張

Live BOMには、BOMの詳細を図示化により要約したチャートが含まれるようになりました。メーカー毎の部品詳細も、Part Detailsウィンドウに表示されます。

サポート部門での活用が期待されるダッシュボード

企業で作業している場合やPulseのセントラルサーバーに接続している場合は、ブラウザベースのダッシュボードからプロジェクトとライブラリのデータにアクセスできます。直接かつ簡単にアクセスできるURLにより、プロジェクトリスト、Unified Searchの部品検索画面、部品リクエスト、および特定のデザインが表示できます。Webブラウザを使用して、すべてのプロジェクトの情報をどこでも利用可能にすることができます。これは、シードプロジェクトを作成するときに便利です。プロジェクトのすべての詳細、例えばデザインの解説文やステータス、BOM、回路作成の履歴、回路図PDF、等に対してこのダッシュボードからアクセスできます。ダッシュボードのSearchタブからプロジェクトBOMにパーツを追加することも可能です。

 

Publish for Manufacturing 機能での改良点

設計が完了した後、最も重要なタスクの1つは、製造につなげるために適切なデータが適切な構成でPLMシステムに公開されるようにすることです。今回の機能改良により、Publish for Manufacturing機能で複数の構成テンプレートを使用できるようになりました。これにより、さまざまなグループがそれぞれ独自の要件に従ってデータを公開できます。また、或るPLMシステムから別のPLMシステムへの移行や、複数PLMシステムのサポートが簡単に行えるようになりました。アクセス権管理機能の改良として、役割やユーザーに固有のアクセスが指定できる機能を追加しました。これにより、管理者は、PLMへの公開を行うことのできるユーザー、公開されるデータの構成を制御できます。

以上が、今回のQIRリリースにおけるAllegro System Captureの新機能の内容となります。機能に関するより詳細な概要もブログにてまもなく取り上げます。Allegro System CaptureやAllegro Pulse、その他のAllegroアプリケーションの世界で何が新しくなったのかを継続してご紹介して参りますので、ブログによる発信を引き続きお楽しみください。

この記事に関するお問い合わせは、cdsj_info@cadence.com までお願いいたします。

Author: Rachna2018

Translator: Ikue Yoshizaki

このブログの英語版はこちらより

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